先輩職員によるパネルトーク「仕事の魅力編」
~ 多彩なフィールドで輝ける仕事 ~

令和2年2月21日(金)に開催した「静岡市役所シゴト×働き方ガイダンス」のプログラムの一つ、「パネルトーク」に、総務系・事業系・窓口系の分野でそれぞれ活躍している3人の先輩職員が登壇。現在の業務内容、業務のやりがい・魅力、苦労した経験、静岡市職員として働くことの魅力などを語ってくれました。
ここでは、パネルトークの内容を紙上再現!先輩職員の経験談をぜひご覧ください。

初めに、現在担当している業務や職場の雰囲気について教えてください。

総務局 総務課
主任主事|落合 樹
平成27年度採用
[Uターン・静岡市出身]

落合 私は現在、総務課に所属しています。そこで、市全体の公文書の管理、公印の管理、郵便物の収受や発送業務などを担当しています。公文書の管理業務は、各課が作成後に引き継いだ公文書の管理、各課が公文書を作成するシステムの管理及び公文書を保管するための施設管理を行っています。また、公文書作成の指導なども業務の1つです。

公印の管理業務は、各課が所有している公印の管理、公印を使用する際の審査事務、各課の公印使用の承認などを行っています。 郵便物の収受・発送業務は、本市に届く文書の担当部署への配付や各課へ文書送受するための環境整備を行っています。

内野 私は現在、環境創造課に所属しています。主に担当している業務は、環境教育の推進です。市民の皆さんに静岡市の自然の魅力や環境問題のことを伝え、環境の大切さや環境保全の意識を持ってもらい、環境に配慮した行動につなげてもらうことを目的としています。

学校に行って、子どもたちに講義をしたり、一般の方も参加できる学習会を開催したりしています。そのほかにも、特定外来生物を防除するため、池でカメの捕獲などをすることもあります。

環境局 環境創造課
主任主事|内野 歩美
平成26年度採用
[Jターン・浜松市出身]
清水区役所 清水福祉事務所
高齢介護課
主任主事|髙橋 敦子
平成25年度採用
[Iターン・福井県出身]

髙橋 私は現在、清水福祉事務所高齢介護課に所属しています。窓口での市民対応業務が主で、高齢者の在宅生活を支援するためのサービスの申請受付や敬老関係の業務を行っています。窓口以外の業務では、各地区の民生委員の皆さんが高齢者の自宅を訪問して調査する高齢者実態調査を主に担当しています。

調査結果から、見守りが必要な高齢者を抽出し、介護保険や各種サービスの利用につなげるなど、高齢者の皆さんが安心して生活できるよう、関連機関と連携して支援をしています。また、保健師や福祉職など専門職が多数所属している職場のため、福祉に関する知識を学びながら、事務職と専門職が協力して業務に取り組んでいます。

現在担当している業務のやりがい・魅力はどんなところにありますか。

落合 公文書の廃棄の際のエピソードです。平成30年度まで、静岡市では保存期間が経過した公文書の廃棄業務を業者にお金を支払って委託していましたが、令和元年度から公文書を古紙として売買する契約に変更したことで、収益を得ることができました。

業務の見直しを行うことで、市の利益に貢献できたことにやりがいを感じました。

内野 駿府城公園の紅葉山庭園は、ゲンジボタルが生息できる自然環境があり、毎年夜間に開園してホタルの鑑賞イベントを開催しています。ホタルをきっかけに、自然環境に関心を持ってもらいたいと思い、小学生の親子を対象とした学習会を企画しました。ホタルに詳しい先生と相談し、クイズや発光実験などを行いました。

定員40人で募集したところ、その2倍の80人の申込があり、反響があったことが嬉しかったです。また、参加者から「ホタルによい環境を守りたい」「日常生活から環境に配慮した行動をしたい」など、この学習会を通じて気づきを持ってもらえたことも嬉しかったです。自分で企画するのは大変ですが、参加した皆さんに喜んでもらえることにやりがいを感じます。

髙橋 区役所は直接市民の皆さんと関わり、生の声を聞くことができます。対応したことに対して感謝の言葉をいただいたり、笑顔で帰っていただけると嬉しく思います。また、電話での相談対応も多く、これからの生活の不安や介護の悩みなどに対応した際に、相談された市民の方が御礼を言いに窓口まで来てくださったこともありました。

直接声が聞けることで、市民生活の支えになれていることが実感でき、やりがいを感じることができます。苦情や納得していただけない方への説明に苦慮することもありますが、市民の皆さんの生活を一番近くで支えることができることが区役所の魅力であると思います。

現在担当している業務で難しいと感じた点、苦労した経験はありますか。

落合 それぞれの業務で根拠となる法律や規則が異なるため、幅広い知識が必要です。覚えなければいけない内容が多く、各課からの問合せに対して、すぐに回答できないこともあり苦労しています。

また、公印規則の改正を行う際には、①関係課に照会、②回答内容を確認、③分からない内容について自身で調べたのち、各課への聞き取りを行う、④回答内容をとりまとめる、という多くの手順が必要になります。いつまでに何を行わなければいけないか逆算してスケジュールを組み立てるようにしています。

内野 現在、環境教育の計画を改訂しているところで、この計画が今後10年間の静岡市の環境教育の方針を決定づけることになるため大きなプレッシャーを感じています。計画改訂にあたっては、実際に環境教育を行っている大学の教授や、学校の先生、市民団体、企業など外部の方々と、市役所内の関連部署から意見をいただきながら進めています。めったに携われない貴重な経験だと思う反面、初めてのことばかりで、いろいろ勉強しながら、正解がない仕事に試行錯誤している状況です。

また、人前で話をすることが得意ではないので、会議などで人前に出て説明をする際は、入念に準備をするようにしています。正直、ハードルが高いと感じていますが、周囲に助言をいただきながら頑張っています。

髙橋 高齢介護課には、介護の相談や虐待・認知症高齢者等の問合せや通報が数多く入ります。置かれている状況はケースによって様々で、正解がないなかで、適切な助言や支援、つなげる関係機関等、職員間で検討しながら対応しています。以前、薬局の店員さんから毎日同じ服で訪れる心配な認知症高齢者がいると情報提供があった際、地域包括支援センターに状況確認を依頼しました。

しかし、本人は認知症の自覚がなく拒否され、支援につなげることができなかった事例があります。何かあってからでは遅く、適切に介入・支援していくことの難しさを日々感じています。

今までの異動歴の中で、印象に残っている仕事や職場について教えてください。

落合 以前所属していた建築指導課で、建築事務の電子化を行いました。具体的には、①紙及びマイクロフィルムで保存していた図面などの建築関係書類の電子化、②紙で送付されていた建築関係書類の電子配信への移行、③道路種別を窓口で閲覧できるシステムの整備を行いました。これらの業務改善を行うために、予算の確保、法規の確認、業者との打合せを行い、事務量の縮減に努めました。

内野 採用1年目のとき、市街地整備課で安倍川駅周辺のまちづくりに関わりました。安倍川駅を中心とした地域の賑わいづくりのために、地域の方とワークショップを開き、「長田彩りの会」を立ち上げました。地域の方が話し合い、イベントを開催することになった際には、事前に何度も話し合い、私たちが準備のお手伝いをしました。

様々な人が関わるイベントは調整が大変だと感じましたが、地域の方が知り合いを通じて必要な物の用意や、応援スタッフを募ってくださいました。地域の方のチームワークと行動力のすばらしさを感じました。

また、1年目だった自分は先輩方についていくのがやっとでしたが、先輩方が地域の方たちの意見をうまく引き出し、また話が脱線した際には引き戻したりして、企画を進めていく姿が力強く、すごいと感じたのを覚えています。

髙橋 初めて配属されたに部署が、情報管理課という専門性の高い部署でした。私はパソコンが苦手で、自分に務まるだろうかと入庁前から不安でした。入庁後、想像していた以上に聞いたことのない言葉が飛び交い、業務内容が理解できず、落ち込むことが多々ありました。

そんな中、私の担当するシステムに不具合が起きた際、システム停止後の深夜1時から復旧作業をしたことが印象に残っています。職員の職務環境を整えるのも、市役所の中の重要な業務であることを実感しました。また、パソコンの苦手意識を克服することができ、どこの課にいっても活かせる知識を習得できたのは大きな自信につながりました。

静岡市職員の仕事や、静岡市職員として働くことの魅力はどんな点にあると思いますか。

落合 若手のときからバリバリ働くことができる点が静岡市役所の魅力だと思います。私は2年目から建築指導課の予算の管理を担当し、静岡市の建築に係る事業(耐震事業、狭あい道路拡幅事業など)をどのように進めていくかを検討していました。入庁するまで建築や予算に関する知識は全くありませんでしたが、必死に知識を身に着けたら、自分よりも一回りも二回りも年上の方々が私の意見を聞いてくれるようになりました。

想像以上に実力主義な職場であると思っています。また、私はほぼ毎年20日間の有給休暇を取得しています。プライベートを充実させることができることも魅力だと思います。

内野 市民の皆さんのためになることであれば、自由な発想で事業を提案することができるので、仕事の幅が広いと思います。また、今の業務では環境の専門家や市民団体、イラストレーターなど、様々な業種の方々と関わることができます。配属先ごとに新たな人たちとの出会いがあり、新たな経験となって自分の視野が広がっていきます。

私自身、環境への関心は高くありませんでしたが、環境創造課に配属になってからは、井川や三保松原に行くようになり、外来生物のことも詳しくなりました。様々な人と関わることができ、また自分の発想で企画できるところはこの仕事の魅力だと思います。

髙橋 清水区では区役所全体でのプロジェクト活動が実施されています。私は清水区への移住を促進する「清水区移住促進プロジェクト」の一員として、他県に視察に行ったり、移住ツアーの企画・実施をして、他県からの参加者をアテンドするなど、貴重な体験をすることができました。

区役所では窓口業務だけではなく、通常業務以外にも学べること、成長できる機会がたくさんあり、そういった活動を通して静岡市の魅力を再発見できることも大きな魅力だと思います。

今後の自身のビジョンについて教えてください。

落合 これまで配属された課では、市役所職員と関わる仕事が多かったので、地域の方々や民間企業の方々と関わる仕事にチャレンジしたいです。

昔から食べることが好きで、静岡市役所に入庁する前から静岡市の特産物であるしらすやサクラエビを県外・世界にPRしたいと思っていました。今後は、水産漁港課で「しずまえ鮮魚」を宣伝する仕事がしてみたいです。

内野 日々、いろいろなことを学んで成長し、積極的に自分の色を出していける職員になりたいと思っています。

それから、これから先、プライベートでは結婚や出産などがあるかもしれませんが、仕事は続けたいと思っています。実際、私と同じ係には2人の女性先輩職員がおり、子育てと仕事を両立されているので、私も頑張りたいと思っています。

髙橋 情報管理課では庁内のネットワークの管理など市役所の内部的な業務、高齢介護課では市民対応の業務を経験してきました。2課ともほぼ庁舎内で行う業務であったため、今後は自然や環境・イベント関係など外に出て行う業務を経験してみたいです。

また、仕事と育児を両立している女性職員が多く、今後私自身が出産や育児をすることになった際には、充実した福利厚生制度を活用し、周囲の協力を得ながら両立できるようになりたいと思っています。

最後に、静岡市役所を目指す皆さんへのメッセージをお願いします。

落合 私は就職活動の面接のときに、次の4点を心掛けていました。①大きな声で話す、②はきはきと話す、③常に笑顔でいる、④おどおどしない。少しでも参考になれば幸いです。

また、社会人になると学生時代と異なり長期休暇を取ることが難しくなるので、旅行など今しかできないことを行っていただきたいです。ただし、私自身土日を含めた10連休以上の休暇を2回取得していますので、長期休暇が取得できないわけではありません。

内野 市職員の印象として、入庁前はルーティーンな仕事が多いイメージがありましたが、実際はそのようなことはなく、私が経験した2つの課では、自分で考えて業務を進めることが求められる職場でした。異動すると業務が全く異なるので、いろいろな経験やチャレンジをしたいという気持ちが大事だと思います。

また、日ごろからいろいろな場所に出かけたり、経験をすることで、仕事に活かせることもありますので、今のうちにいろいろなことに興味を持って取り組んでいただけると良いと思います。

髙橋 市役所の業務は非常に多岐にわたり、異動するたびに転職をしたかのような感覚になります。初めは大変に思うかもしれませんが、1つの組織の中で、様々な経験ができることが市役所で働くことの1番の魅力だと思います。自分が苦手だと思っていたことでも、必ずやりがいがあり、成長することができます。

また、県外出身の職員も多く、そのことを決して不安に思うことはありません。私自身いまだに静岡市について知らないことがあり苦労することもありますが、県外出身者だからこそ、静岡市出身の方が気づいていない魅力を感じ伝えることができると思っています。皆さんと一緒に静岡市のために働けることを楽しみにしています。