20代職員が語る
静岡市で暮らし、
働くということ。

人口およそ70万人の政令指定都市であり、県庁所在地でもある静岡市。
冬でもめったに雪が降らない温暖な気候から生まれた、どこかのんびり、穏やかな風土。
そこそこ都会でありながら、海・山・川の自然に恵まれた環境。
このまちで暮らし、また、市職員として働いている20代の若者3人に、
静岡市についての思いを、率直に語っていただきました。

静岡市の職員を志望した理由

経済局 農林水産部 水産漁港課
主事|森山早咲
平成28年度採用
[ずっと静岡・静岡市出身]

森山 静岡市内の高校から県内の大学に進学し、静岡市役所に入庁しました。

大学1年の頃は、東京の大学に進学した友だちのキャンパスライフが楽しそうで、キラキラして羨ましくて(笑)…。なぜ、東京に行かなかったのだろうと後悔しました。たぶん、その頃の気持ちのままだったら、首都圏の企業に就職していたでしょうね。

転機になったのが、「静岡市成人式実行委員会」のメンバーになったことです。静岡市では、大学生が市職員の人たちと一緒になって、成人式を企画・開催します。そのとき、市職員の皆さんがいい雰囲気で仕事をしているのを見て、市職員の仕事に興味が沸きました。

また、そのとき市役所(静岡庁舎)13階のフロアの窓から静岡市が一望できて、「この景色を毎日見ながら働けるなんてステキ」と思ったのも、志望理由の一つです(笑)。

中野 私は、静岡市から東京の大学に進学して、静岡市に帰ってきた「Uターン組」です。

東京は遊ぶところもたくさんあるし、若者もたくさんいて、いろいろな刺激を受けることができます。学生時代を過ごすなら、とても良い環境です。
しかし、就職を考えるようになって、「これから一生、満員電車に乗る暮らしを続けるのか」と自問したとき、「本当にそれでよいのか」と思いはじめました。

東京にはたくさんの会社があって、色々な仕事を選ぶことができます。しかし、人生のワーク・ライフ・バランスを考えたとき、「静岡市で就職する」という選択肢が大きくなってきました。

そのなかで、静岡市役所を志望したのは、勤務地が原則として静岡市内であること、政令指定都市で活躍のフィールドも広いのではないかと思ったからです。

葵区役所 戸籍住民課
主事|中野瑞己
平成27年度採用
[Uターン・静岡市出身]

観光交流文化局 歴史文化課
主事|大﨑寛也
平成29年度採用
[Iターン・滋賀県出身]

大﨑 私は、滋賀県から県内の大学に進学し、静岡市役所に入庁しました。
いわゆる「Iターン組」になります。

大学時代4年間を過ごしてみて、静岡市は雪も降らないし、温暖で住みやすいし、とても良いところだと思いました。

当初は実家に帰って就職することも考えたのですが、大学4年間がとても快適だったので、このまま住み続けても良いかなと思い、静岡市役所を就職先に選びました。

中野 外側から見ると、静岡市が良いところだと改めて感じますね。
温暖な気候もそうですが、水も美味しいし、魚も美味しい。海も山もあって、自然環境にも恵まれています。

ただ、都市としての利便性を比べると、東京などの大都市とは見劣りしてしまいますが…

大﨑 私の実家は滋賀でもかなり田舎の方だったので、大学受験で静岡駅に降りたとき、「たくさんビルがあって、ここは都会だ!」と思ったほどですよ(笑)

中野 生活するうえの不便はまったくないですからね。「そこそこ都会」というのが、暮らすにはちょうどいいかもしれません。

市職員として働いて感じたこと

森山 私は現在、水産漁港課に所属しています。
静岡市の前浜(駿河区石部~清水区蒲原)で獲れた魚を「しずまえ」という静岡市の地域ブランドでPRするのが主な仕事です。

販売イベントを企画運営したり、SNSを使って「しずまえ」の情報を発信したりしています。

先ほど、中野さんから「静岡市は魚が美味しい」という話がでましたが、この仕事に携わるようになって、そのことを改めて感じました。

たとえば、用宗港の生しらす丼は絶品です。
他の地域ではなかなか食べることができません。市職員として働くようになってから、いままで見えなかった静岡市の魅力に気づくようになりました。

中野 スーパーのお刺身も、東京とは比較にならないくらい美味しいですよね。
私は釣りが趣味なのですが、海も山も川も豊かな自然が三拍子そろっているので、アウトドアが好きな人には絶好の環境だと思います。

大﨑 私は歴史文化課で、駿府城公園内の「駿府城跡天守台発掘調査・見える化事業」に携わっています。

採用1年目でありながら、「駿府城跡で体験発掘」というイベントを担当しました。これは、小中学生や市民の皆さん、観光客が参加して、発掘作業や瓦の拓本を取る体験ができるイベントです。

採用される前は、市の職員というと、窓口で書類を作っているイメージしかありませんでした。こんなイベントの企画運営も職員の仕事だということを知って驚きました。

森山 市の職員と一口にいっても、働く職場としては病院もあるし、清掃工場もあるし、動物園もあります。「こんなところにも、職員としての仕事があるのか」と感じることもあります。

中野 私の仕事は、大﨑さんがイメージしていた市職員の典型的な仕事をする「戸籍住民課」です(笑)。窓口で、婚姻届、転入転出届などを受理しています。市民の皆さんから相談を受けることも多く、思った以上に専門知識が必要となる仕事です。

窓口業務だけでなく調査業務で外へ出かけることもありますが、市民の皆さんとのコミュニケーションが仕事の中心になるので、「接客業」と言ってもいいかもしれません。

森山 窓口、広報、イベント、住民サービスなど、市職員の仕事って、ほんとバラエティに富んでいますよね。

中野 実は私は、採用時に窓口業務ができる部署への配属希望を出していたんです。
まずは、「ザ・市役所」のような仕事を経験したいと考えたからです。

職員になって感じたことなのですが、一般企業だとだいたい業種は1つですよね。ところが私たちは、人事異動によって病院や動物園に配属されるかもしれません。つまり「異動のたびに転職している」ような気分になりますよね。

いろいろな経験をしたい人には、良い環境だと思います。

大﨑 私は大学で教育学部に所属していました。現在は大学で学んだこととは全く関係のない部署にいますが、静岡市には多くの職場がありますから、きっといつか、大学で学んだことが活かせるのではないか思います。これも、市職員の魅力ではないでしようか。

静岡市の良いところについて

大﨑 就職活動をしていたとき、静岡市が「共働き子育てしやすい街ランキング・地方都市編」で第1位(日経BP社・日本経済新聞社 2015年9~10月調査)になったことを知りました。

将来の子育てや教育を考えると、静岡市で暮らすのは良いことかなと思います。

中野 将来設計がしっかりしていますね(笑)。
静岡市は第3次総合計画の成果目標として「2025年に総人口70万人維持」を掲げていて、そのための移住や定住を促すための施策を進めています。

ただ、私のように東京などに進学した後、そのまま首都圏に就職して静岡に帰って来ない若者も多く、それが課題になっています。

森山 私の高校時代の友人も、首都圏で就職した人がたくさんいます。
ただし、みんな将来に不安を抱えていて、結婚して夫婦ふたりで共働きしながら子育てができるのか、心配しています。

地元なら自分の親などのサポートも期待できるし、安心して子育てができるのではないでしょうか。

中野 東京などの大都市よりもワーク・ライフ・バランスをとりやすいのは確かです。
都会は刺激があって、多くの企業があり、いろいろな仕事があるけれど、少し先の未来のことを考えると不安なこともたくさんあります。

個人的には「東京は遊ぶところ、静岡は住むところ」だ思っています。
それに、新幹線なら1時間で東京まで遊びに行けるし、奥多摩から都心に行くよりもよっぽど近い。“のぞみ”が停まらないのが不満ですが…(笑)。

大﨑 すくそばに海も、山も、川もあります。駿河湾、日本平、オクシズなど、車でちょっと走れば、あっという間です。のんびりと穏やかな人が多いし、住むところとしてはかなりポイントが高いと思います。

中野 「そこそこ都会で、ほどほどに田舎」というのが静岡市の魅力なのだと思います。

一言でいえば「ちょうどいいまち」。

生活に不便を感じることもないし、豊かな自然に恵まれているし、都会のストレスを感じることも少ない。無理せずに、背伸びせずに、自分らしく生きていける場所ではないでしょうか。

森山 そんな静岡市の良いところを見つけて伝えていくことも、私たち市職員の仕事ですね。若者が静岡市に住みたいと思う、そんなきっかけづくりをしていければと思います。

※掲載職員の所属・職位は平成30年3月現在のものです。