子どもたちから
たくさんのことを学ぶ日々。
まちづくりの舞台裏
case #05
子ども未来局 こども園課 原こども園
保育教諭 山野 菫
平成30年度採用

幼い頃の思い出から、保育教諭を目指す。

保育教諭を目指したのは、私自身の体験からです。両親とも働いていたため、幼い頃から公立の保育園に通っていました。まだ小さくて心細い思いをしていた私を、担任の先生はお昼寝の時間に膝の上に乗せてくれたりして、愛情たっぷりに接してくれました。そのときの思い出がずっと忘れられず、「私もあのような先生になりたい」と思い、大学で保育を学び、保育教諭の仕事に就きました。

公立のこども園は、私立の幼稚園や保育園よりも「福祉」の側面が強い施設です。様々なバックグラウンドを持つ子どもたちが通園してきます。地域との結びつきも強く、子どもたちは地域のお祭りに参加したり、また地域の人も散歩の時に気軽に話しかけてくれたり、園の行事に参加してくれたりします。

このような中、私は一人ひとりの子どもたちに寄り添いながら、惜しむことなく愛情を注ぐ保育教諭になりたいと考えています。それが静岡市で、たくさんの地域の人たちに温かく見守られながら育ったことへの恩返しになると思うからです。

子どもたちと一緒に成長していける仕事。

私が勤務する原こども園は、清水区を流れる庵原川沿いにあります。豊かな自然に恵まれ、広々とした園庭では、子どもたちがのびのびと遊び、学んでいます。

こども園は幼稚園と保育園の機能が一つになった施設で、原こども園では1歳未満から小学校就学前までの幅広い年齢の子どもたちを受け入れています。私が担任するのは、1歳児12人の子どもたち。言葉でうまく気持ちを伝えきれずにもどかしさを感じる子もいます。そんなとき、一緒になって遊びながら、お友だちとの関わり方を教えていくことも、私たち保育教諭の仕事です。今まで自分の気持ちを上手に伝えられなかった子が、お友だちに気持ちを伝えることができたとき、とても嬉しそうな顔をします。その笑顔を見ると、こちらも嬉しくなります。

私自身、まだまだ新米で、子どもたちに教えられることばかりです。ある日、子どもたちが園庭の人工芝で「先生、見て」と指さしました。その先には、小さなアリが歩いています。「アリさん、かわいいね」と言いながら、アリの動きをじっと楽しそうに見ている子どもたち。いろいろなことを見つけたり、いろいろなものに触れて喜んだり、驚いたりしている子どもたちの姿を見ていたら、「世界にはたくさんの小さな幸せがあふれているんだな」と感じました。保育教諭になって良かったと思う瞬間です。

子どもからも保護者からも信頼される人材に。

保護者の方に、園での子どもたちの様子を伝えることも、私たち保育教諭の大切な仕事です。原こども園では、一人ひとりの子どもたちの様子を「連絡ノート」に記載し、保護者の方にお渡ししています。また、毎日の子どもたちの姿、エピソードを写真やイラストで絵日記風の「お便り」にして、玄関ホールに掲示しています。

子どもたちが成長していく姿を、保護者の方は本当に楽しみにしていて、お迎えの時に玄関ホールで「お便り」をいつも熱心に見ています。そんなとき、「うちの子どもがこども園での出来事を楽しそうに話しているよ」という声をかけてもらえると、とても嬉しく、保育教諭としてのやりがいを強く感じます。

いま静岡市では、こども園と小学校との連携の強化をすすめています。地域の小学校と交流し、子どもたちが園で学んできたこと、経験としてきたことを保育教諭が小学校の先生に伝えて、子どもたちがスムーズに小学校生活をスタートできるようにするためです。

保育の仕事は苦労もありますが、面白いこともたくさんあります。そのなかで、常に向上心を持ち、保育教諭としての誇りを持ち続けて、仕事にあたりたいと思います。そして、子どもたちからも保護者の方からも、同僚の先生からも、より信頼されるよう成長していければと考えています。

山野 菫さんの配属先

平成30年度〜
現所属

※掲載職員の所属・職位は平成30年12月現在のものです。

まちづくりの舞台裏一覧へ