まちづくりを担う
市民を育て、支えていく。
まちづくりの舞台裏
case #07
市民局 生涯学習推進課
主任主事(事務) 佐藤 奈緒
平成20年度採用採用

地域の課題解決を学ぶ、講座の企画運営。

静岡市は、自分の住む地域やまちを良くしたいという意識をもった市民の育成、「シチズンシップに富んだ人づくり」を進めています。その実現のために、生涯学習推進課では、まちづくりに関わる様々な講座を開講しています。
その一つが「地域デザインカレッジ」です。

カリキュラムは「基礎編」と「調査・実践編」に分かれています。基礎編では、まちづくりの専門家から「市民主体のまちづくり」や「協働」の基礎を座学で学びます。基礎編の次は、調査・実践編です。調査・実践編は、地域の未来を数値化したり、ヒアリング調査を行ったりしながら、地域の課題を解決する方法について学び、考えていくというかなり実践的な内容になります。

私は、この地域デザインカレッジの企画運営を担当してきました。大学の先生やNPOの代表者などの講師と打合せを重ねて講座の具体的な内容を決めたり、受講生の調査活動をサポートしたり、講座運営全般に関わる様々な業務を任されています。
もともと人づきあいは得意な方ではありませんでしたが、まちづくりの専門家である講師の方や、自分の住む地域を良くしたいという情熱にあふれる受講生に出会い、関係を深めていくなかで、人との出会いの大切さを知ることができました。この仕事を通じて築いた人間関係は、私の貴重な財産になっています。
また、地域デザインカレッジ修了生が、福祉や子育て、自治会活動の現場で活躍している姿を見ると、本当に嬉しくなります。

未来のまちづくりを支える人材を育てる。

静岡市では地域活動に関心のある高校生を対象とした「高校生まちづくりスクール」を開催してきましたが、令和元年度から、その「ビジネス編」がスタートしました。まちを元気にするコミュニティビジネスについて学ぶという内容です。私は「高校生まちづくりスクール・ビジネス編」の企画運営を担当しました。

市民の皆さんにまちづくりに持続的に参画してもらうためには、ボランティアという形では限界があります。地域の抱える様々な課題を解決しながら、ビジネスとしても成立させていくことが欠かせません。その方法を、まちづくりの将来を担う高校生たちに学んでもらうことが、この講座の狙いです。「どうしたら高校生に興味をもってもらえる講座にできるか」を講師の先生と一緒に悩み、カリキュラムの内容を考えていきました。

行き詰まったときは、職場の先輩や同僚にも相談しました。私たちの職場は、ワークショップのようなミーティングが多く、皆さんが色々なアイデアを出してくれるので、とても参考になりました。
高校生まちづくりスクールは、10年後・20年後のまちづくりに向けた、種まきのようなものです。未来のまちづくりを担う高校生たちとの出会いは、とても楽しい経験でした。

裏方として、市民生活を支えていきたい。

私の目指す職員像は、困難な場面であっても「できません」と答えるのではなく、どうしたらできるのかを市民の皆さんと一緒になって考えることができる職員です。
採用後、最初に配属されたのは静岡市の山間部にある井川支所でした。人数も少ないため、職員は一人で何役もこなさなくてはなりません。新任の私も、住民票、転居手続きなど、幅広い業務を担当しました。ここでは、市職員が「わかりません」と言ったら、行政サービスを受けることができなくなるので、責任重大です。

また井川支所は、地域の皆さん市職員の人間関係がとても近い部署でもありました。市民の方と一緒になって、地域のいろいろな課題を考える機会もよくありました。その経験がいまの仕事に役立っています。
私は、市職員は「スーパー裏方」であると思っています。まちづくりの主役は、あくまでも市民の皆さんです。そのことを忘れることなく、まちづくりを担う人材を育て、また全力で支えていきたいと思います。

佐藤 奈緒さんの配属先

平成20年度〜22年度
井川支所

平成23年度~26年度
清水市税事務所

平成27年度~
現所属

※掲載職員の所属・職位は令和2年3月現在のものです。

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