まちの魅力を伝えるために、
自分の経験を活かしていきたい。
まちづくりの舞台裏
case #09
経済局 農林水産部 農業政策課
主任主事(事務) 増田 圭
平成30年度採用(創造力枠)採用

国内外に「お茶のまち静岡市」を発信していく。

静岡市職員採用試験の「創造力枠」を受験し、県内の総合メディア企業から転職しました。農業政策課に配属されて、2年目になります。
いま担当している仕事は、「お茶のまち静岡市」を国内外に発信することです。具体的には、「お茶のまち静岡市」のホームページやSNSの更新管理、JR静岡駅などでのプロモーション活動、各種イベントへの静岡市茶っきり娘の派遣、お茶のラッピングタクシーの導入、県内外でのイベントの企画運営などに携わっています。イベントのノベルティなどで利用する、さくらももこさんのイラスト入り一煎茶パックも制作しました。これはとても評判が良く、人気があります。

先日は県外におけるプロモーション活動の一環として、スポーツ交流課と連携した首都圏でのイベントで、静岡市のお茶をPRしました。会場に茶室を設置して来場者にお茶を味わっていただいたところ、「お茶って、こんなにおいしいんだ」という声が多く聞かれました。お茶どころ・静岡市の本物のお茶のおいしさは意外と知られていないことに気づかされ、まだまだPRが足りないと感じました。

また外務省による「日本」を知ってもらうためのPR事業の一環として、海外メディアの方が本市を訪れた際にはお茶を紹介するためのプログラムを企画し、当日のアテンドも担当しました。いま、静岡市はお茶づくりの現場をめぐる体験型の小旅行「お茶ツーリズム」に力を入れています。国内外に観光資源としてのお茶を発信することも、これからの課題です。

静岡市のお茶には、安倍川やその支流である藁科川の流域で作られる「静岡本山茶」と、清水区の山間地などで栽培される「清水のお茶」があります。静岡本山茶は静岡茶の祖といわれる「聖一国師」がこの地に種を蒔いたのが始まりとされ、清水のお茶は鎌倉時代の「明恵上人」が広めたとされています。いずれも大変古い歴史をもつ産地ですが、全国的な知名度はまだまだ低いのが現状です。多くの方が「静岡県=お茶どころ」と認識していますが、その中でも「静岡市」のお茶をもっと知ってもらい、興味をもってもらうために、頑張らなくてはならないと思っています。

「根っこ」の部分からまちづくりに関わりたい。

前職の総合メディア企業では、広告の企画営業などをしていました。これは、クライアントの商品やサービスなどを効果的に表現し、広く発信していく仕事です。クライアントの中には自治体も入っていましたので、地域の魅力発信や地域活性化にも関わってきました。その点では、いまの仕事と通じるところがあります。
総合メディア企業の企画営業は、面白くてやりがいのある仕事でした。しかし、もっと「根っこ」の部分でまちづくりに関わりたい、自分の育ったまちを盛り上げていきたいという気持ちが強くなり、市職員採用試験の「創造力枠」に応募し、37歳で市職員に転職しました。
一見すると遠回りのように見えるかもしません。しかし、前職で培った「伝える力」は、お茶のまち静岡市をPRするためのキャッチコピーやデザインを考える時に役立っています。また、プロモーションの企画立案にあたっても、経験とノウハウを活かして、最小限の予算で最大限の効果を出すように知恵を絞っています。いままでの職歴は、決して「回り道」ではなかったと思います。

もちろん民間企業と市職員では異なる部分もたくさんあります。なによりも常に公益性が求められ、市内の全ての茶農家・茶商さんに対して公正公平でなくてはなりません。
また、行政の仕事はすべて法令に基づいて行われており、その枠組みを守らなくてはなりません。いままでは法令を読んだり、法令に基づいて文書を作ったりする機会がなかったので、最初はかなり戸惑いました。悪戦苦闘しながらも、周囲のバックアップのおかげで、なんとか頑張っています。

まちの魅力を見つけ、伝えてきたい。

採用前は、市職員の仕事はきっとデスクワークが中心で、地味な人が多いのではないかと思っていました。しかし、良い意味で裏切られました。個性的な人が多く、仕事にとても前向きで、お互いに意見をガンガンぶつけ合っています。
私は市職員としては、まだまだ新人です。覚えるべきこともたくさんあります。一つ一つ謙虚に丁寧に学びながら、成長していきたいと思います。
そして将来は、お茶だけでなく、静岡市の様々な魅力を効果的に伝えていくことで、まちづくり・にぎわいづくりに関わっていければと考えています。

増田 圭さんの配属先

平成30年度〜
現所属

※掲載職員の所属・職位は令和2年3月現在のものです。

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