一人ひとりと寄り添い
信頼される保健師をめざす。
まちづくりの舞台裏
case #10
駿河区役所 健康支援課 南部保健福祉センター
保健師 藤澤 加奈子
平成28年度採用採用

すべてのライフステージでの健康を支える

学生の頃は、看護師になろうと思っていました。しかし、大学の講義で静岡市の保健福祉センターに実習に行ったとき、職場の穏やかで温かい雰囲気と、地域の人たちの健康を守っていく仕事に魅力を感じるようになり、保健師を志しました。
市の保健福祉センターで働く前は、「保健師は母子に関わる仕事」というイメージがありました。もちろん、生まれたばかりの乳児とそのお母さんの健康をサポートすることは、保健師の大切な仕事です。乳幼児の定期健診を行ったり、パパママ教室で沐浴の仕方を教えたり、悩みを抱えるお母さんの育児相談に乗ったり、乳幼児のいる家族と関わる機会はとてもたくさんあります。

しかし、保健師の仕事はそれだけではありません。生活習慣病予防のため、成人への保健指導や健康教育を行ったり、お年寄りの介護予防に関わったり、小さな子どもからお年寄りまで、すべての年齢、すべてのライフステージでの健康づくりをサポートしています。
特に高齢社会が進むなかで、介護予防、認知症などの講座や健康相談が増えてきました。年々、私たち保健師の業務の幅が広がり、また保健師の役割が大きくなっていると感じています。

人とじっくり向き合うことができる仕事

静岡市の保健福祉センターでは、小学校の学区ごとに保健師を配置しています。保健師はそれぞれの担当地区で、さまざまな事情を抱える家庭に対して、個別の支援も行っています。
たとえば、地区内には子育てに不安を抱えているお母さんもいます。例えば産後うつになり、育児に苦しんでいるお母さんもいます。そんな一人ひとりに寄り添いながら、訪問指導をしたり、個別に相談に乗ったりすることも保健師の大切な仕事です。

もちろん、なかにはすぐに心を開いていただけない方もいます。そんなときには、それぞれの人の状況や立場を理解して、親身になって接するように心掛けています。そのなかで少しずつ距離が縮まり、信頼して相談してもらえるようになると、保健師としての喜びを感じます。
また健康相談をした市民の方から「アドバイスのおかけで健診の数値が良くなった」との声をいただくこともあります。そんなときには、保健師の使命を果たすことができたような気がして、とても嬉しくなります。
保健師は、地域の人たちとじっくりと向き合うことができる仕事です。それが魅力であり、そこにやりがいもあると思います。

保健師として人間として、成長できる環境

職場はとてもアットホームな雰囲気です。上司、先輩、同僚に、いつでも気軽に相談に乗っていただけます。
訪問指導については、複雑な事情を抱えるご家庭も多く、人生経験も保健師としての経験も少ない私対応に迷うこともあります。そんなとき、職場の人がいろいろな視点から経験に基づいたアドバイスをしてくれるので、一人で不安を抱えることがありません。とても助かっています。

また、静岡市は研修制度も充実しています。知識と技術を学び、保健師として大きく成長できる、また人間としても成長できる環境が整っています。
この仕事を通じて、人それぞれ考え方が異なることを痛感しました。障害や病気を受け入れることができるタイミングも千差万別です。だからこそ、一人ひとりにあわせた対応が大切になると考えています。
当然のことですが、地域の健康を支えているのは、私たち保健師だけではありません。医師や看護師などの医療関係者はもちろん、民生委員や児童委員などの地域の方々とも連携しながら、保健師として、担当地区の皆さんが健やかに暮らせる環境づくりに取り組んでいきたいと思います。

藤澤 加奈子さんの配属先

平成28年度~30年度
駿河区役所 健康支援課 大里保健福祉センター

平成31年度〜
現所属

※掲載職員の所属・職位は令和2年3月現在のものです。

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