小中学校事務職の仕事は、教職員の服務管理、給与、旅費、経理、施設・管財の整備、地域・家庭との連携、窓口対応、電話応対など多岐にわたり、かつ、専門的な知識が求められます。
様々な仕事がありますが、すべてに共通することは、子どもたちが安全に、安心して、快適な学校生活を送ることができるように環境を整えることです。施設や備品などハード面の整備だけでなく、教員が子どもと接する時間を充分に確保できるように教員の負担軽減を図るソフト面での支援も行っています。
小中学校事務職の一番の魅力は、子どもたちの成長に触れることができることです。
学校には一日として昨日と同じ日はありません。体育が苦手な子が逆上がりをできるようになった、合唱や演奏が徐々に上達しているなど、毎日が新しい発見の連続です。
未来を担う子どもたちの健やかな育ちを間近で支援することができる、とても魅力的な仕事です!
今までの職務経験の中では、初任校の中藁科小学校で「いちょうっ子祭り」を大成功させたことが一番印象に残っています。中藁科小学校は中山間地の小規模校なので、学校全体が団結して行事に取り組みました。
イノシシ肉の下処理や子どもたちの調理の補助を行ったり、飾り付けや後片付けを手伝ったりと、大変なことも多かったですが、このお祭りを通して、子どもたちにとって教員だけが「先生」なのではないのだと実感することができました。
小中学校では学校全体で子どもを育てています。小中学校事務職は授業などの「児童・生徒への直接的な指導」は行うことができません。しかし、直接的な指導以外にも、子どもたちのためにできる仕事はたくさんあります。自分のやる気と創意工夫によって、小中学校事務職の可能性は無限に広がります。ぜひ一緒に、未来を担う子どもたちを育てていきましょう!
※掲載職員の所属・職位は平成30年3月現在のものです。