心理
子ども未来局 児童相談所
主事
木村 肖佳
平成29年度採用
配属先
平成29年度~
現所属

子どもの心理的特徴をとらえ、支援につなげる

児童相談所は、児童虐待や子どもの発達、養育に関する様々な相談に対して支援を行う機関です。私は心理職として、子どもの心理検査や、面接、行動観察などを通して、子どもの心理的特徴を捉え、支援につなげています。支援方法は、共に働いている職員に加え、学校の先生や医師など、子どもに関わる周囲の大人と一緒に考えていきます。“静岡市”を構成する一つひとつの家庭における問題や悩みが減り、より良い生活が送れるお手伝いができるよう、日々努めています。

丁寧に伝えることを意識する

心理検査や面接などで子どもの心理的特徴をとらえ、それを子ども自身やご家族に対して説明するときに、どのように伝えるか、そしてどのようにその後の支援につなげていくかを考えることは苦労する点であると同時に、様々な工夫ができる点だと思います。子どもの心理的特徴は個別的かつデリケートな情報でもあるので、丁寧に伝えるということを意識しています。その結果、子どもに対する理解が進み、周囲の対応が変化することで支援につながることもあるので、やりがいにもなっています。

ともに悩み、相談に乗ってくれる先輩がいる

日々の業務で、難しい相談内容で悩んでいると、相談に乗ってくれる先輩が多くいます。次の面接をどうしたらよいか、どのように支援していったらよいか、といったことについて一緒に悩み、アドバイスを下さいます。「どうしよう…」と悩むこともありますが、「大丈夫」と声をかけてもらえると安心し、話してすっきりすることで「こうしてみよう!」と前向きに考えることもできます。そのような経験から、自分が行っている面接も、安心感を与えたり、良い印象を持っていただけるものになるよう、日々努力しています。

未来の市職員を目指す人へ

様々な方の相談を受け、共に考えることで今まで気づかなかった視点や、考え方に触れる機会も多くあります。それは、業務だけでなく、業務を離れた日常生活でも活かされる貴重な経験となると思っています。困りごとや悩みのある市民の皆さんの支援を考え、実践することはとてもやりがいのある仕事です。皆さんと一緒に働くことができる日を楽しみにしています。

※掲載職員の所属・職位は平成30年3月現在のものです。

職種の紹介一覧へ