私は現在、こども園調理栄養士としてこども園の給食管理、給食事務、食育活動を主な仕事として働いています。献立作成、食材発注業務を行う傍ら、実際に給食室に入り、衛生管理を行ったり、回転釜などを使用し、調理員と協力して毎日の給食とおやつの調理を行っています。毎朝、アレルギー確認をしたり、その日に使用する食材を展示し、給食の時間には、子どもたちに旬の食材や栄養についての話をしたり、一緒にクッキングをするなど、園の子どもたちに向けた食育活動も大切な仕事の1つです。
「給食おいしい!」ととびきりの笑顔や「苦手だけど頑張ったよ!」とピカピカになったお皿を見せて誇らしげな姿。お月見のお団子作りでどんどんお団子が変化していく様子に夢中になる姿。三色食品群のげんきッズクイズに元気よく答える姿…。給食や食にかかわる体験を通し、毎日子どもたちの様々な顔に出会えることに幸せを感じ、明日へのパワーに繋がっています。
子どもたちの為に考えた献立を実際に自分が調理し、直に子どもたちの反応を感じられるこども園調理栄養士の仕事はやりがいに溢れています。
おいしく安全・安心で子どもたちが喜んでくれる給食は、私一人の力では決して提供することができません。保育教諭から子どもたちの食事の様子を聞いたり、給食室内で相談し、調理することで、毎日給食の提供ができるのを実感しています。
私が考案した運動会へ向けた行事食づくりも、調理員の協力なしでは子どもたちの喜んだ顔には出会えませんでした。普段から、ともに働く職員同士のコミュニケーションをとって、感謝の気持ちを忘れないように心がけることが仕事をしていく上で大切だと感じています。
こども園調理栄養士は今年度から採用が始まった新しい職種です。調理と栄養管理と両方の仕事をこなすのは難しいことも多く、私もまだまだ試行錯誤しながら仕事に取り組んでいます。しかし、こども園にいる身近な給食の先生だからこそ、給食を通して子どもたちの心と身体の成長を支えていける魅力のある仕事だと感じています。
「子どもたちに食べることを好きになってほしい!」、「自分の調理した給食で成長をサポートしたい!」、そんな思いを持っている皆さん。ぜひ一緒にこども園調理栄養士として働いてみませんか。
※掲載職員の所属・職位は平成30年12月現在のものです。