精神障がいの方が地域の一員として安心して暮らすことができるよう、医療、保健、福祉など各分野の関係機関が定期的に集まり、課題の抽出や解決に向けた対応策の検討、実践などを重ねています。その中で私は、地域で安心して生活をしていくには何より欠かせない“住まい”について不動産会社のご意見を伺い、関係者と共に精神障がいへの理解を地域へ働きかけながら、“住みやすさ”の実現を目標に業務しています。
精神障がいの方の“住みやすさ”を実現するためには行政の力だけでは困難です。やはり医療、保健、福祉など各分野の関係機関との連携が欠かせません。各機関との関係性を築くことの難しさを感じることもありますが、支えられていることも感じます。各分野の関係機関が精神障がいの方の“住みやすさ”を一緒に考え、私たちも行政の立場で貢献できることにやりがいを感じています。
私は仕事をするにあたり、“聴く”ということを常に心掛けています。相談業務においては、精神障がいの方などの悩みを“聴く”ことにより、“どんな生活をしていきたいか”といった今後の目標を一緒に立てることができます。また、先輩や同僚の会話・意見を“聴く”ことにより、様々なアイデアや考えが生まれ、幅広い行動に取り組み、自身が成長できるだけでなく、精神保健福祉分野の制度・政策へつなげていくことができると考えています。
静岡市の精神職には、熱意を持った職員、こころが温かい職員、ユニークな職員など、ここでは書ききれないほど多彩な顔ぶれが揃っています。このような多彩な顔ぶれの中で私は働き、成長してきました。絶えず、勉強し、学び続け、また笑顔あふれる中で働きたい精神保健福祉士の方、お待ちしています!!
※掲載職員の所属・職位は平成30年12月現在のものです。