化学
環境局 環境保健研究所
技師
伊藤 智章
平成30年度採用
配属先
平成30年度~
現所属

食品や衣類の検査のほか、食中毒発生時の原因検査を担当

私は現在、主に静岡市内に流通している食品や衣類を検査し、それらが法で定める基準を満たしているかどうか確認する仕事をしています。検査対象は、食品に含まれる保存料・着色料といった食品添加物や、野菜・果物の残留農薬、衣類中の有害化学物質などです。また、毒をもつ動植物や化学物質に起因する食中毒など(細菌やウイルスが原因ではないもの)が発生した場合に検査をすることもあります。

検査の確実さと迅速さの両立が難しい

検査で法令違反が見つかった場合、対象食品の回収などの行政処分に繋がることがあります。これは生産者や市民生活に大きな影響を与えるため、検査結果に誤りのないよう、慎重に実施する必要があります。一方、食の安全対策としては迅速性も求められるため、その両立が難しいところです。
実際、ヒスタミンという物質が疑われる中毒が起きた際には、確実を期すため測定回数を増やし、複数の測定法を併用した一方、職員同士で検査工程を分担するなどして、結果を早く出す工夫をしました。

様々な知識や技能が、あらゆる仕事に活用できる

検査対象や項目は多岐にわたるため、化学に限らず様々な知識が身に付きます。装置の種類も、最新の装置から昔ながらの装置まで幅広く、偏りなく分析技能を習得することが可能です。
採用前は、自分の専門知識がどの程度役に立つのか不安でしたが、化学の原理原則や測定装置に関する知識はどこに行っても変わらないため、あらゆる仕事に活用できていると感じています。

未来の市職員を目指す人へ

化学職が配属される部署は、上下水道、工場排ガス・排水の監視指導、環境や廃棄物関係など幅広く、様々な分野で化学の視点から、市民の皆さんの健康に関わる安全・安心を守る仕事ができます。とは言っても化学の知識だけでは不十分で、各種法令の理解や、相手の言いたいことを理解し、自分の伝えたいことを相手に分かってもらうコミュニケーション能力も重要です。化学の知識をベースに、総合力で静岡市に貢献したい方、ぜひ一緒に働いてみませんか。

※掲載職員の所属・職位は平成30年12月現在のものです。

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