事務(学芸員)
観光交流文化局 文化財課
主事
森山 郁真
平成30年度採用
配属先
平成30年度~
現所属

文化財の活用の場を広げ、さまざまな「歴史文化の拠点」を作っていきたい

静岡市では「5大構想(※)」の1つとして「歴史文化の拠点づくり」を掲げており、旧青葉小学校跡地に歴史文化施設を建設する予定です。
私の業務は、静岡市内の文化財の調査や、専門家による文化財調査の補助のほか、静岡市内の指定文化財に対する補助金交付業務、静岡市が所有している施設の管理委託業務、特別天然記念物のカモシカの滅失を文化庁に通知する業務など多岐に渡ります。指定文化財を適切に管理・修理することで、文化財の持つ価値を市民の皆さんに理解していただき、文化財の活用の場を広げることで、歴史文化施設をはじめ、さまざまな場所に「歴史文化の拠点」を作っていくことが目標です。

(※)「世界に輝く静岡」というまちづくりの目標を実現するため、スピード感を持って優先的に取り組んでいく5つのプロジェクトのこと。

文化財の保護・活用の方法はそれぞれ異なる

一言で文化財と言っても、建築物、工芸品、史跡、名勝、天然記念物など、その内容は多岐にわたります。また1つとして同じものはありません。それぞれの文化財の保護・活用の方法については、所有者や管理者の方とよく話し合う必要があります。それぞれの文化財特有の事情を考慮しつつ、行政の立場で、適切に事業を行うことはとても難しいと感じています。

仕事の根拠を理解するとともに、積極的に現場に行くことを心掛ける

採用後半年が経過しましたが、日々飛び込んでくる仕事に迅速に対応できる力量はまだまだ不十分と言えます。まずは真摯に仕事に取り組むこと、先輩に相談しながら仕事を覚えていくことを第一に考えています。基本的なことですが、仕事の基礎となる法令や手順をしっかりと理解することで、仕事の効率を上げて行きたいと考えています。また、実際の文化財を現場で見ないことには、その文化財の保護・活用方法の検討には結びつかないので、積極的に現場へ行き、自分の目で確かめることを常に心掛けています。

未来の市職員を目指す人へ

静岡市は政令指定都市としての「賑やかなまち」の顔と「自然豊かなまち」の顔とを併せ持っており、指定文化財の数は県内一を誇っています。私は静岡市内で生まれ育ちましたが、文化財課に配属されて、改めて静岡市にある文化財の多さに圧倒されるとともに、これら1つひとつの文化財の持つ価値を再検証していくことについては、大きな可能性を秘めていると感じています。
ぜひ私たちと一緒に、静岡市の「文化」や「歴史」を様々な視点から盛り上げて行きましょう。

※掲載職員の所属・職位は平成30年12月現在のものです。

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