私は小中学校栄養士として献立作成や栄養管理、食材管理、衛生管理など、子どもたちに提供する学校給食の運営・管理を行っています。普段は給食センターでの業務が中心ですが、学校の先生方と連携して食に関する授業を行うなど、食育にも携わっています。
栄養や衛生などの面で制限の多い給食ですが、試行錯誤しながら考えた献立に対して「おいしかった」と言ってもらえたときはやりがいを感じます。以前、学校行事として行ったラグビーワールドカップ日本代表戦観戦に合わせ、対戦国の料理を出したことがありました。子どもたちから「初めて食べた」「おいしい」という感想を聞いたときは、うれしかったです。
新しい献立を提供するときは調理方法などを調理員さんと話し合い、食育指導を行うときは先生方に指導方法を相談するなど、いろいろな方の思いや考えを聞くことで、作り方の順番や食育における指導のポイントなど、学ぶこと・得ることがたくさんあります。また給食を食べる子どもたちの様子を見たり、感想を聞いたりすることで、次の仕事に繋がることがあります。子どもたちや教職員の皆さん、調理員さんなどとのコミュニケーションを心掛け、たとえ些細な会話でも大切にしています。
小中学校栄養士の仕事は、給食を通して子どもたちの健康や成長、食体験、食育に関わります。子どもたちの心と身体の栄養となるような、おいしく楽しい給食を一緒に作っていきませんか。そして、日本一の給食を目指してみませんか。
※掲載職員の所属・職位は令和2年3月現在のものです。