私は現在、児童相談に対応する関係機関で構成する協議会の調整事務、児童虐待防止のための啓発活動や、産後の母子を対象とした事業を担当しています。
児童虐待防止のための啓発活動では、より多くの市民の皆さんに自分自身に何ができるのかを考えてもらうため、清水エスパルスと協働で啓発イベントを行っています。民間企業と協働で事業を実施することは、新たな発見があり、幅広い視点で考えられるよい経験となっています。
また、赤ちゃんを育てているお母さんの休息・交流・相談などを支援するママケアデイサービス事業では、利用者の皆さんから「自分の時間をゆっくり過ごすことができて、これからまた育児を頑張ろうと思いました」「毎日育児で疲れ果てていましたが、リフレッシュできたことで子どもや家族に優しくできそうです」などの感想をいただき、利用者の皆さんが元気になる手助けができたと実感しました。
採用後、最初の配属先では、赤ちゃんから高齢者まですべての地域の皆さんが健康に生活できるよう、健康づくりや病気などの予防を中心に支援をしてきました。地域の皆さん一人ひとりに寄り添いながら、相手の立場に立って考えることで相手の思いを知り、支援につなぐことができました。保健師として、積極的に地域に出向いて、地域の皆さんと一緒に考えていく姿勢が大切だと学びました。
現在の職場は、児童福祉の視点で地域の皆さんの悩みに寄り添い、子どもの健やかな育ちへの支援や児童虐待を未然に防止するための業務を行っています。また、市役所での基本的な事務や予算、議会対応などの業務を経験しながら、今まで保健師として培ってきた知識や経験を生かして、政策形成にも携わることができています。
静岡市の保健師の魅力は、健康づくり、児童福祉、高齢者福祉など配置されている部署からも分かるように、保健師として活躍できる場が幅広いことです。政令指定都市ならではの業務もあり、様々な配置先でスキルアップを図りながら人脈を広げることもできます。保健師としての力を思う存分に発揮できる静岡市で、ぜひ一緒に働きましょう。
※掲載職員の所属・職位は令和2年3月現在のものです。