私は現在、静岡市内の地下水が適正に利用されているかどうかを調査・監視するとともに、市民の皆さんに適正に利用していただくよう指導する仕事をしています。地下水はコストが安いことから、様々な用途で利用され、市民の皆さんの生活を幅広く支えている資源です。しかしながら、限りある資源であるため、無計画な利用により地下水の枯渇や塩水化といった地下水障害が発生する恐れがあります。本市においても、生活や産業を地下水に大きく依存している地域の方々もいらっしゃるため、日々、責任感を持って業務に取り組んでいます。
環境を保全する立場として、資源の利用にあたって、対立することが多い「資源の活用による経済的なメリット」と「資源の保全による環境的なメリット」の双方を両立させることで、一人でも多くの市民の方々が、資源を安心・安全に活用できるよう、資源の利用範囲を正確に見極め、適切に業務を遂行することが大切であると感じています。
化学職の仕事の魅力は、化学の知識を活かして、市民の皆さんの生活環境を将来にわたって守り続けていくところにあると思います。皆さんと一緒に働ける日を、楽しみに待っています!
※掲載職員の所属・職位は令和2年3月現在のものです。