地域リハビリテーション推進センターでは、身体障害者、知的障害者、高齢者等すべての人が地域で自分らしく生活していくため、専門職による支援を行っています。
私の主な業務は、知的障害の方を対象とした障害者手帳(療育手帳)の交付に伴う判定です。
具体的には、知能検査や面談を行い、対象者の障害の程度を同僚心理職や医師と相談しながら総合的に判定します。療育手帳の有無が生活に影響する方も多く、判定には責任が伴うため、緊張感があります。
判定で得られた結果を対象者や関係者と共有することにより、支援内容に反映できたり、手帳の取得により、地域で孤立していた方が障害福祉サービスを利用するようになるなど、いきいきと暮らしている様子を見聞きするたびに、とてもやりがいを感じます。
経験は宝!自分の仕事を大切に、真摯に向き合うよう心掛けています。
何度かの異動を経て実感しているのは、無駄な経験はひとつもないということです。時に予想もしていない部署へ配属になり戸惑うこともありましたが、そこで得た知識やスキル、人とのつながりが、のちに自分を助け、成長させ、周囲や人のために役立つことを実体験から学びました。
視野を広く持って、新しいことや知らなかったことに積極的に挑戦すると、自分の中に引き出しが増えていくようでワクワクします。
静岡市の心理職は保健、福祉、医療等の分野に配置され、その職務も直接支援、間接支援、施策づくりと多岐にわたります。業務は様々ですが、「静岡市民がその人らしく生活できるように」という大目標は共通しています。この目標に向かって、一緒に取り組んでいきましょう。
※掲載職員の所属・職位は令和2年3月現在のものです。