私は、これまでに培った看護の知識や経験を活かして、幼児健診の運営、家庭訪問による育児相談、特定健診を受診した方への保健指導など、あらゆる世代の方の健康増進や疾病予防に関する業務を行っています。幼児健診では、安心・安全に健診を受けていただくとともに「健診を受けてよかった」と思っていただけるよう、職員みんなで意見を出し合い工夫しながら行っています。清水保健福祉センターで働く保健師の間に先輩後輩の垣根はなく、自分の考えを伝え合える笑顔と活気にあふれた職場です。
私自身が子育ての真っ最中ということもあり、幼児健診などで保護者の方から挙がる子育ての悩みや不安にとても共感でき、同じ母親の立場として私自身が学ばせていただくことも多いです。私の保健師としての知識や経験を踏まえた助言に対して「相談してよかった、やってみます」などの言葉をいただけたときは、これからの子育てを前向きに考えてもらえたかなと感じ、うれしさとともにやりがいを感じます。
市民の皆さんと近い距離感で様々な考え方や悩みの声を聴けることが、保健師としての成長につながっていると思います。インターネットなどで簡単に情報を得られる時代ですが、私の知識や考えを一方的に伝えるのではなく、その方が抱える不安や悩みに対して寄り添って考え、その方に合った情報を伝えたり支援することをこれからも心掛けていきたいです。また、公私ともに忙しい中でも楽しく仕事ができるよう、体と心のリフレッシュも心掛けています。
担当地区には外国出身の方が多く、どのようにコミュニケーションをとって関係性を築いていったらよいか日々試行錯誤しています。緊張しながらも相手に関心を抱いて、積極的に接することで、相手も歩み寄ってくれたと感じる場面が多くあります。相手の方に興味を持ち、様々な経験を積む事が「寄り添った支援」につながっていると感じています。静岡市の保健師として、一緒に楽しく経験を積んでいきましょう。
※掲載職員の所属・職位は令和3年3月現在のものです。