私は、消防隊員として災害現場での活動を行っており、円滑な災害対応が行えるよう、訓練や勉強にも励んでいます。また、事業所などへの立入検査や防災訓練の指導など、災害を予防する業務にも携わっています。住民の皆さんが安心安全に暮らすことができる地域を目指して、日々の業務を行っています。
24時間勤務で女性が少ない職場ということから不安もありましたが、周りの上司や先輩消防士に助けていただき、充実した日々を送っています。
消防士の仕事は、一分一秒を争う状況に置かれることが多くあるため、現場では常に緊張感を持って活動しています。現場での活動が終わった後に、住民の皆さんから「ありがとう。」と直接感謝の言葉をいただけることがあり、このときほど嬉しいことはありません。この仕事を選んでよかったとそのたびに思い、大きなやりがいとなっています。この大きなやりがいを感じられることが、消防士という職業の一番の魅力だと思います。
災害現場や訓練では、男性消防士との体力差を感じることが多くありますが、隊の活動が円滑に遂行できるよう、新人消防士として、また、女性消防士として何ができるのかを考えながら活動しています。そのため、常に学ぶ姿勢を持って業務に当たっています。また、消防士は様々な場面において住民の皆さんに見られている仕事です。住民の皆さんを守る立場として、言葉遣いや態度に気を付けるとともに、明るく接するように心掛けています。
消防士には、消火、救急、救助活動や火災予防など様々な業務があり、男女関係なく活躍できる場所があります。すでに多くの女性消防士が活躍しているため、女性だからといって躊躇しなくても大丈夫です。時には大変だと感じることもあるかもしれませんが、やりがいのある仕事です。地域のため人のために役に立ちたいと少しでも思っている方は、ぜひ挑戦してみてください。消防士として、住民の皆さんが安心安全に毎日を過ごすことができる地域を一緒につくっていきましょう。
※掲載職員の所属・職位は令和3年3月現在のものです。