私は主に生活保護受給世帯のケースワーカーとして、担当している世帯の状況に応じた援助方針を策定し、経済的自立や生活の安定などに向けた支援を行っています。その中では、受給者の幅広い相談に応じ、行政のみならず民間を含めた福祉、医療、介護といった分野の関係機関との協働により支援することが大切です。悩むことも多いですが、上司、他の先輩職員、同僚に相談しやすい風通しのよい職場の中で、明るく元気に仕事ができています。
ケースワーカーの仕事は、支援対象が乳児から高齢者までと幅広く、多様で複雑な課題に対し、支援だけでなく、ときには指導も必要になります。受給者それぞれの生活や考え方も異なるため、支援に正解はないように感じます。ですが、例えば母子世帯の方が居宅を構えて安心して子育てをできるようになったときや、地域で孤立されていた方が周囲と繋がりを持てるようになったときなど、支援の成果がみられたときにやりがいを感じることができます。
採用後、初めて配属された子ども家庭課では、児童扶養手当やひとり親家庭関係事業の取りまとめ業務を担当しました。プレッシャーもありましたが、周りの先輩職員に助けられ、仕事に取り組むことができました。
現在の所属でも同様ですが、分からないことがあるときは一人で抱え込まず、周りの先輩職員に頼ることの大切さを実感しています。また、今までの仕事を通じて、公務員としてどんなときも公平な対応を心掛けることの重要性を学びました。
本市の福祉職が活躍できる分野は、高齢、介護、障害、子ども、生活保護など多岐にわたり、さらに仕事も企画・調整から直接市民の皆さんと関わる業務まで幅広く経験できます。そして、各分野で得た知識や人との繋がりを次の配属先でも活かしていくことができます。また、人事制度も充実しているため、子育てや介護をしながら長く勤めることができるのも大きな魅力です。
※育児短時間勤務を行っています。
※掲載職員の所属・職位は令和3年3月現在のものです。