まちづくりのビジョン
VISION FOR TOWN PLANNING

「総合計画」とは

「総合計画」は、長期的な視野に立ってまちづくりの方向性を示すもので、市政運営の最も基本となる計画であり、とても大切な役割を担っています。静岡市では平成27(2015)年度から、令和4(2022)年度までの8年間を計画期間とする「第3次総合計画」がスタートしました。

まちづくりの目標

「世界に輝く静岡」の実現

静岡市は、長い歴史と豊かな自然に育まれ、個性的で魅力あふれる地域資源を数多く備えています。第3次総合計画では、これらを最大限に活用し、みがきあげ、まちの価値を高めていくことで、住む人が誇りと安らぎを感じ、訪れる人が憧れを抱く、魅力的で風格のある都市の実現を目指します。

目指す都市像

「健康長寿のまち」の実現

温暖な気候と豊かな自然を背景とした快適な居住環境のもとで、健康で安心・安全に自分らしく地域で暮らし続けることができるよう、市民、企業、行政などが連携して様々な地域課題をきめ細かく解決し、一人ひとりのさらなる生活の質の向上を図ることにより、「暮らしの充実」を目指していきます。

「歴史文化のまち」の実現

これまでに育まれてきた歴史や文化を地域資源ととらえ、みがきあげ、新たな経済的な価値を創造していくことで、郷土の歴史や文化に対する誇りを育み、文化力を地域の活力や経済力に転換することにより、「都市の発展」を目指していきます。

成果目標

令和7(2025)年に総人口70万人維持を目指す

静岡市の人口は、現状のまま推移すると令和7(2025)年には約67万人にまで減少すると推計されています。(※)
人口の維持は地域の持続的な発展のための極めて重要な課題であることから、本市にかかわるあらゆる人々とともに、この目標の実現に向けて全力で取り組んでいくこととしました。

※出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(2018年3月推計)

重点プロジェクト

成果目標実現のために優先的に取り組む6つのプロジェクト

第3次総合計画では、政策の選択と集中を図る大きな枠組みとして2つの政策群を設定し、その下で優先的に取り組む6つの重点プロジェクトにより、成果目標の実現を目指します。

静岡市第2期総合戦略

”交流人口”・”関係人口”の概念と”SDGs”を取り入れた人口減少対策

「静岡市総合戦略」とは、第3次総合計画に掲げる「2025年に総人口70万人維持」を目指して人口減少対策の 取組をまとめたもので、2015年度から2019年度までの5年間を「第1期総合戦略」として様々な取組を実施してきました。次期戦略である「第2期総合戦略」では、定住人口の維持・増加に加え、まちの賑わいをもたらす「交流人口」や「関係人口」の概念を取り入れるとともに、SDGsが追求する「将来にわたっての持続可能性」の確保にも資する未来技術への対応等にも積極的に取り組むこととし、2020年度から2022年度を取組期間として4本の戦略の柱を定めています。

「しずおか中部連携中枢都市圏」の取組の推進

「静岡市総合戦略」に基づく“定住人口の維持策”に加えて、静岡県中部地域に位置する5市2町(静岡市、島田市、焼津市、藤枝市、牧之原市、吉田町、川根本町)からなる「しずおか中部連携中枢都市圏」の取組を推進し、圏域の一体的な発展を目指していきます。

具体的には、圏域内の「交流」及び圏域外からの「来訪」を活発化させ、圏域全体の活力向上に繋げるため、海・山・街道を軸とした魅力ある地域資源を最大限に有効活用し、各市町が主役となった“多極分散型”の連携を図っていきます。

5大構想

暮らす人の安心感と、訪れる人の満足感が両立した都市を目指すための最優先施策

「5大構想」とは、第3次総合計画の6つの重点プロジェクトのうち、本市が有する「オンリーワンの資源」を最大限に活用し、みがきあげ、まちの価値創造力を高めていくため最優先に取り組む5つの政策群のことです。

静岡市では、2018年度から5大構想の中にSDGs(エス・ディー・ジーズ)を組み込んでいます。

SDGsとは、国際連合が提唱した「地球上の誰ひとりとして取り残さない」の合言葉のもとに全ての国や地域が持続的に発展していくために決めた世界共通の17の目標のことです。

世界に存在感を示す3つの都心づくり
歴史文化の拠点づくり
(静岡都心)
目標徳川家康公が晩年暮らした駿府城公園周辺の魅力を高める取組を通じて、来街者の増加による地域経済の活性化を図るとともに、大御所が愛した「平和都市・静岡」を世界に向けてアピールする。
方針1.歴史文化の伝承と新たな魅力の創出による風格ある街並みの形成
2.駿府城公園周辺における賑わいと潤いのある新たな公共空間の創造
海洋文化の拠点づくり
(清水都心)
目標清水港周辺に集積する行政、民間企業、教育機関などと連携し、海洋関連産業の振興を推 進することで、交流人口の増加と地域経済の活性化を図り、地球全体の海を取り巻く環境の保全や、海洋人材の育成にも取り組むことで、国内外から人々が訪れる「国際海洋文化都市」の実現を目指す。
方針1.産学民官の連携による「海洋文化拠点」の形成
2.「働くみなと」に「楽しむみなと」を加えた求心力の強い港町の創生
教育文化の拠点づくり
(草薙・東静岡副都心)
目標JR東静岡・草薙駅周辺地区に、すべての人が質の高い教育を受けることのできる機会を創出し、地域経済の活性化を図るとともに、多くの若者が集まり、交流が生まれるまちを目指す。
方針1.教育文化の薫りが漂う都市空間の創造
2.高等教育をはじめとした学習機会の提供とシチズンシップに富んだ人材の養成
生活の質を高める2つの仕組づくり
「健康長寿のまち」の推進
目標人生 100 年時代を見据え、あらゆる年齢の人が住み慣れた地域で、いつまでも健康で人生を楽しむことができ、住み慣れた地域で、自分らしく暮らすことができるまちを実現する。
方針1.健康寿命75歳への延伸
2.自宅でずっと暮らせるまちづくり
「まちは劇場」の推進
目標本市に根付いた大道芸や演劇、音楽などの芸術文化の持つ創造性を活かし、誰もが気軽に楽しむことができる仕掛けづくりを通じて、市民の芸術文化等の創造活動への参加や活動を促すことで、市民が主役のまちづくりを進め、シビックプライドの醸成及び交流人口の増加による地域経済の活性化を図る。
方針1.わくわくドキドキの仕掛けづくりと人材育成
2.公共空間の積極的な活用による文化・クリエイティブ活動の「舞台」の創出