この道は、城下町の歴史や文化、
まちづくりにつながっている。
まちづくりの舞台裏
case #11
都市局 都市計画部 市街地整備課
主任技師(土木) 市川 英樹
平成22年度採用

城下町の歴史文化への「誘い道」をつくる。

私は、静岡鉄道の新静岡駅から駿府城公園をつなぐ事業「市道追手町音羽町線」と「市道城内1号線」の整備を担当しています。業務としては、工事現場の監督、進捗確認や検査業務などが主です。現場でトラブルが起きたり、設計変更が必要になったりしたときは、すぐ現場に駆け付け、作業を確認するようにしています。
整備を進めている道沿いには駿府城の石垣やお堀があり、家康公が築いた城下町の歴史と文化の面影を感じる風景が続いています。

画像左:歴史文化施設完成イメージ/画像右:東御門橋への道完成イメージ

その周辺では、東御門・巽櫓のリニューアル、東御門橋のかけ替え、歴史文化施設の建設などが進められており、今回の事業は、市の歴史文化への「誘い道」としての役割も担います。
そのため、石畳風の舗装を施すなど、市民や観光客の皆さんが歩いて楽しい道にするための様々な趣向を凝らしています。その一つが水辺デッキです。ここでは人々の憩いの場になるように、イベント広場としての活用やカフェ、観光案内機能を有した施設の設置などが計画されています。春になると駿府城公園のお堀沿いが桜で埋め尽くされますが、そのときにはきっと絶好の花見スポットになるはずです。

市民の皆さんと一緒につくりあげていく仕事。

子どもの頃からものづくりが好きでした。大学で土木を学んだ後、民間の建設会社に就職するか、公務員になるかを考え、最終的に静岡市の土木職を選びました。
政令市である静岡市の土木職の業務分野は、道路や上下水道、都市計画など多岐にわたっています。どれも市民の皆さんの暮らしに欠かせないインフラであり、そこに携われることにやりがいを感じます。
このような市の道路や施設は、ワークショップなどで、市民の方々の様々な声を伺いながら計画を立てていきます。いま私が担当する事業も、着工前に前任者が10回程度協議会を開催しています。

今回の事業は、官民連携事業としてたくさんの人が関わっていて、民間企業や団体との調整に加え、歴史文化施設を建設する歴史文化課、東御門を整備する公園整備課など、市の各部署とも調整しなくてはなりません。
市民の皆さんと一緒に、様々な関係者と協力しながら、一つのものをつくりあげていく仕事は苦労もありますが、市の土木職ならではの喜びを感じることができます。

柔軟な発想、新しい視点で仕事に取り組みたい。

学生時代、公務員は「真面目な堅物」というイメージを持っていました。実際に入庁して働いてみると、面白い人や頭の柔らかい人が多く、毎日刺激を受けながら、楽しく仕事をしています。これからの市職員には、ただ真面目なだけでなく、豊かで柔軟な発想が求められるのではないでしようか。
今回の事業でも、歩く人に楽しんでもらったり、市内を回遊・滞留してもらうために、様々なアイデアや工夫を取り入れています。

いままでの道路整備、歩道整備と言えば、「歩行者の安全」が第一のテーマでした。もちろん安全は最優先しなくてはなりません。しかし、まちづくりや観光の視点も、これからの道路整備に欠かせないものと考えます。
私も、いままでの考え方、固定観念にとらわれることなく、柔軟な発想、新しいアイデアや視点を大切にしながら、仕事に取り組んでいきたいと思います。

市川 英樹さんの配属先

平成22年度~平成24年度
道路整備第1課 工事係(現:葵南道路整備課)

平成25年度~平成26年度
駿河道路整備課 維持係

平成27年度~平成29年度
下水道建設課 ポンプ場建設係

平成30年度~
現所属

※掲載職員の所属・職位は令和3年3月現在のものです。

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