児童相談所で働く中で、保護者やこどもが少しずつ前向きになる様子に大きなやりがいを感じています。初めは関わりを拒否していた保護者が、面接を重ねるうちに気持ちを語ってくれたり、表情が柔らかくなったりする瞬間があります。また、親元を離れて生活するこどもが、学校に通いながら笑顔で生活している様子を見ると、この仕事の魅力を感じ、保護者やこどもが少しずつ前進していく姿は自分自身の喜びや励みになります。


児童相談所に寄せられる相談は年々複雑化しており、解決には幅広い専門性が求められます。保護者の理解が得られず面接が進まなくなる場面では、知識だけではなく、その根拠を丁寧に説明する力や、相手の気持ちを受け止めながら関係性を築いていくことが欠かせないと感じています。課題が多岐に渡る場合には、学校や医療機関など複数の関係機関との連携が必要となり、調整に時間を要することもあります。思うように支援が進まないこともありますが、その都度試行錯誤を重ね、周りの職員の協力を得ながら、こどもと家庭にとって最善の支援を模索しています。
私は、令和6年度まで生活保護の業務に携わり、主に大人と関わってきました。今回、初めての異動となり、これまで関わる機会の少なかったこどもと話す上でどう関わればいいのか戸惑いがありました。しかし今では、どの世代であっても「傾聴」や「関係づくり」が支援の土台であることは変わらないと気づき、精神保健福祉士として、相手の気持ちに丁寧に寄り添いながら、状況を多面的に理解し必要な支援につなげることは、どの業務においても欠かせないと感じています。
様々な困り事から心の不調を抱える方が増え、精神保健福祉士の重要性が増していると感じています。仕事を進めていく中では精神保健以外の多様な課題にも向き合うため、今のうちから視野を広げ、ぜひ静岡市で専門性を発揮してください。

※掲載職員の所属・職位は令和8年2月現在のものです。