児童相談所では、療育手帳の判定や、こども本人や子育て中の家族が抱える様々な悩みや問題についての相談に対応しています。悩みや問題の背景にある事情を心理検査や面接、行動観察などを通してアセスメントし、こどもや保護者と一緒に、より良い生活を送るためにはどうするのが良いのかを考えています。精神的負荷のかかる業務ではありますが、リスクアセスメントや支援方針の検討はチームで協議するため、職員同士の関わりが多く、つながりが強いことに魅力を感じています。


児童相談所業務の魅力の一つは、同じ部署で心理職を含め福祉・精神・教育などの専門職が協働できることです。相談しやすい雰囲気であるため、一人で抱え込まず、その都度、様々な職種・職位の職員が専門的な知見を出し合って相談することができます。もう一つの魅力は、一人一人のこどもたちと中長期的に直接関わることができることです。話をしたり、心理検査をしたり、直接関わる中でこどもたちの成長や変化を感じることも多く、そういったことを共有してこどもや家族の笑顔が見られることが私たちの励みになります。
心理職として働く際に心掛けているのは、一人で抱え込まないこと、関係機関と連携していくことです。心理職の多くは対人援助を主とする部署に配属されており、相談者は老若男女問わず、相談内容も多岐に渡ります。時には意見が対立したり、葛藤を抱いたりすることもあります。そんな中で自分一人だけの知識や考えのみで支援するには限界があります。それでも何とか業務を続けられているのは、部署内はもちろん、関係機関と連携して支え合う関係が作れているからだと思います。
対人援助の業務は人とのつながりが鍵になると思っています。そのため、知識の習得だけでなく、どんな時でも様々なことに興味を持ち、経験し、自分の視野を広げること、他者と対話を重ねていくことを大切にしていけると良いと思います。

※掲載職員の所属・職位は令和8年2月現在のものです。