私は現在、介護事業所の指定や運営に関する指導などを担当しています。事業所の指導で介護現場の現地確認を行う際や、日々の電話・窓口対応において、現場の葛藤や制度の解釈に関する相談を受けることが多くあります。国からの通知などを参考にするとともに、他事業所への指導の経験を踏まえ、一つ一つの事業所にとって適切な対応となるような助言・指導を心掛けています。その結果、事業所から「利用者からお礼を言われた」「説明が分かりやすく、理解が深まりサービスの質が高まった」といった声をいただいた時は、やりがいを感じます。


生活支援課に所属していた際は、生活保護のケースワーカーとして、生活困窮者に対して、自立した生活を送るための支援を行っていました。対象者は、年齢をはじめ、生活環境や物事に対する考え方が異なることから、その方の背景を理解した上で、求めていることやできることを把握し、支援する必要があります。そのため、様々な制度について幅広い知識を習得するとともに、相手の背景やニーズを踏まえて課題を整理することが大変でした。しかし、最終的に自立につながった際や、その方が生きがいを見つけ「あなたが担当でよかった」とお礼を言ってくれた時はうれしかったです。
物事を進める上で判断に困ることが多くありますが、なぜそのような対応を行うのか、なぜそれが適正と考えるのかなど、自分なりにきちんと根拠をもって判断することを心掛けています。その根拠が、物事を進める上での自分自身の自信や説得力のある説明につながります。また、人の数だけ考え方があるということを認識し、自分の考え方だけに捉われず、他の意見も受け止め別視点も含めて考える「複眼的思考」を持つように意識しています。それにより、理解が深まり、適切な支援や指導につながると感じています。
福祉職は、事務職と一緒に仕事を行う中で福祉職としてのスキルを求められることや、こどもから高齢者まで幅広い人と関わる機会が多いです。学生時代には、福祉に限らず様々な事に関心を持ち、色々な人との交流など多くの経験をすることが、その後の役に立つと思います。

※掲載職員の所属・職位は令和8年2月現在のものです。