薬剤師(行政)
保健福祉長寿局 保健衛生医療部 保健所 保健予防課
薬剤師
佐野 一生
平成28年度採用
配属先
平成28年度~令和2年度
水質管理課
令和3年度~
現所属

薬剤師としての知識を活かし、新型コロナウイルス感染症に対応

私は静岡市出身で、もともとこのまちに貢献できる仕事がしたい、という思いを持っていました。そんな中で、行政分野でその専門知識を活かして働く薬剤師がいるということを知り、市職員を志望しました。
現在は保健予防課で、主に新型コロナウイルス感染症に関する業務を行っています。具体的には、患者の方から聴き取りを行い、感染源の調査をすることで感染症の拡大防止を図っています。患者の方から受ける薬剤に関する相談や施設などから受ける消毒に関する相談に対応する際、薬剤師としての知識を活かすことができ、やりがいを感じています。

初めての異動は不安だったが、周囲のサポートに助けられた

入庁時に配属された水質管理課では主に水道水の水質を検査していました。分析機器を扱うのは初めてで壊してしまわないか不安でしたが、周りの方々にフォローしていただきながら、多くのことを学ぶことができました。
現在の職場は入庁してから初めての異動で配属されたため、最初はわからないことが多く戸惑うこともありましたが、周りの上司や先輩職員が優しく指導してくれる職場なので、困ったときには助けてもらいながら仕事を進めることができています。

行政職の薬剤師の幅広い業務を知ってほしい

行政職の薬剤師は、薬局での調剤や病院などの医療現場に従事することはありませんが、食品衛生や薬事といった業務をはじめ、生活衛生などに関する試験・調査研究、上下水道の水質検査など幅広い分野の業務に携わるため、様々な場面で市民の皆さんの生活を支えることができることが魅力の一つだと思います。
学生の皆さんであれば、ぜひ友人との時間を楽しんでください。私自身、今でも学生時代の友人との関係は続いていますが、当時に比べれば会える頻度は多くありません。学生生活をぜひ楽しんでいただきながら、将来のことにも目を向け、その中で行政職の薬剤師の仕事に興味を持っていただけたら嬉しいです。

とある1日のスケジュール

8:30
勤務開始、メールチェック
9:00
療養中の方の健康観察(電話など)
10:00
疫学調査(新規感染者へ聴取調査)・病院との受診調整
12:00
昼休み
13:00
疫学調査・受診調整
14:00
施設などの現地調査
16:00
疫学調査結果のまとめ・統計データ作成
17:15
勤務終了

※掲載職員の所属・職位は令和4年3月現在のものです。

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