私が所属する中島浄化センターは、下水道管を流れてくる下水を処理し、川や海をきれいに保つための施設です。市民生活や良好な環境を維持するために止めることができない施設だからこそ、設備の管理にプレッシャーを感じる場面もありますが、修繕計画を立てたり、ポンプの故障といったトラブルを解決できたときにやりがいを感じます。
職場は、とても風通しが良いと思います。施設設備の維持管理業務は、水質や微生物の数といった管理する上での指標やトラブル事例などの情報共有が重要になるため、普段から職員同士のコミュニケーションの機会を大切にしています。
機械職の業務は専門的な知識が必要となる場合が多いですが、人事異動により職場が変わると、新たに覚えなければならないこともたくさんあります。私も設備課から現在の職場に異動したときは新しい知識の習得に苦労しましたが、上司や先輩職員からのフォローもあり、担当業務に慣れていきました。
市職員として働くことの魅力の一つは、多岐にわたる業務に携わる中で、幅広く知識を習得できる点だと思います。機械職の業務は、学生時代の知識を活かすこともありますが、各部署で新たな知識を習得しながら業務を進めていくことも多くあります。苦労もありますが、そこがこの仕事の面白さでもあります。
私は、就職活動中に市の機械職の採用があることを知りました。大学で専攻していた機械工学を活かして、公共施設の建設や上下水道などのインフラ整備・維持管理に携わることができることに魅力を感じ、静岡市職員を志望しました。
自治体と民間企業とでは、こうした技術職の仕事内容やその魅力にも違いがあると思いますので、ぜひ、さまざまな情報を収集し、比較する中で、自分に合った選択をしてください。その結果として、静岡市役所を選んでいただけたら嬉しいです。
※掲載職員の所属・職位は令和4年3月現在のものです。