私は神奈川県にある大学で福祉を学びましたが、地元に貢献したいという気持ちが強かったことと、静岡市の福祉職の仕事領域は乳児から高齢者までと幅広く、福祉職の採用や必要性に理解のある自治体であると考えたことが、静岡市役所を目指した大きな理由です。
新職員として配属された当初は不安もありましたが、職場の雰囲気はとても和やかで、職員同士のコミュニケーションが活発なため、上司や先輩職員に相談しやすい環境が整っています。おかげで私自身も仕事の悩みを一人で考え込んでしまうことがなく、安心して働くことができています。
私の担当する生活保護業務は、経済的に困窮した方への保護費の支給による金銭支援や就労支援などを通じて、自立をサポートしていくことが主な仕事です。不景気により失職してしまった方を担当した際は、就労支援員やジョブサポートなどの関係機関と連携したことで就労に結び付き、生活保護の脱却の一助となれたことにやりがいを感じました。
また、保護費を受給されている方の中には、様々な病気をお持ちの方や障がいのある方がいらっしゃいます。その病気や障がいが原因で、制度の説明をしてもこちらの意図が上手く伝わらず、見解の相違が生じたり、不快な思いをさせてしまったりすることがあります。市民一人ひとりにさまざまな事情や背景があり、それに合わせた説明力が求められているため、さらに自身のスキルを高めていかなければならないな、と感じています。
静岡市役所は、若手職員が活躍しやすい環境が整っていることが大きな魅力だと感じます。現在の職場では、年齢や職位に関係なく、自分なりに考えた支援を上司に相談しながら納得いくまでトライし、実現することができています。
また、福祉職は、私が担当する生活保護だけでなく、障がい者、子育て、高齢者など、さまざまな分野で活躍することができます。福祉の専門知識を活かして、幅広い分野で仕事をしたい方にはピッタリな職場環境だと思います。