私が所属するエコパーク推進係は、主に南アルプスの山々やその麓の井川地域などが登録されている「南アルプスユネスコエコパーク」の認知度を高める業務を担当しています。市政出前講座や企画展の際には、業務の一環で南アルプスに登った経験や絶滅危惧種のライチョウに出会った体験などを踏まえた話ができることをとても誇りに思っています。
職場では係の打合せを定期的に行うため、職員同士でコミュニケーションを取れる機会が多く、仕事の進捗報告やさまざまな相談などがしやすい雰囲気です。また、20・30代の若い職員が比較的多く、とても活気がある職場だと思います。
以前所属していた地域総務課では、市民の皆さんからの要望や相談を受けることが多くありました。私たちは、法令などに基づいて市民の皆さんに対して公平・公正でなければならないため、納得いただくための説明の仕方が難しく感じました。
この他にも、政令指定都市である静岡市の仕事領域は多岐にわたるため、様々な経験ができます。配属先での仕事以外にも、選挙事務や災害対応といったイレギュラーな応援業務もあり、大変な面もありますが、市民生活を支える裏側の仕事は市職員だからこそ経験できるものだと思います。
静岡市で生まれ育った私は、以前から、歴史、環境、産業など、様々な魅力や誇れるものが詰まったこのまちを、国内外に知ってもらいたいと強く感じていました。私が静岡市役所を志望したのは、どの部署に配属されても、こうした魅力や誇れるものの発信に携わることができると考えたからです。
静岡市では、市内各所で様々なイベントが開催されており、それらに足を運ぶだけでも、市職員の仕事や、このまちの魅力や誇れるものを知る機会になります。こういった情報に対するアンテナを高く張ることが、新しい発見や、自分が進みたい道を見つけることにつながるかもしれません。
※掲載職員の所属・職位は令和4年3月現在のものです。