現在の私の仕事は、幼児健診などの事業運営や家庭訪問等における育児や健康相談、健康教育を通した育児・健康づくりに関する情報提供等を行うことです。様々な業務を行ってきた中でも特に印象に残っているのは、半年間の特定保健指導を通して大幅な減量に成功した方から「人生を変えてくれてありがとう」と言われたことです。一方的な情報提供や指導で終わらず、市民と継続的に関わり、並走できることは保健師の仕事の醍醐味だと思います。
静岡市は政令指定都市なので、保健所や児童相談所を有しており、他の自治体の保健師と比べてより幅広い所属に配属されます。様々な経験を積めることも静岡市の保健師として働く魅力です。
新型コロナウイルスの流行に伴い地域に出向く機会が減ってしまった時期には、思うように地区活動ができないもどかしさを感じました。しかし、その期間に、担当地区のデータを分析したり、関係機関と情報交換をしたりしながら、今後どのように地域を支援していくかを考える時間を持てたことで、地域の方と一緒に子育て支援のあり方を検討する機会を得ることができました。
現在の職場である清水保健福祉センターは、市内の保健福祉センターの中でも一番保健師が多く、職員間のコミュニケーションが活発です。職員同士で定期的に事例検討の機会を持っているため、難しい事例であっても一人で抱え込まず、同僚と協力して対応できる安心感があります。
私は、大学で看護学を学ぶ中で、健康に対して予防的にアプローチできる保健師の仕事に魅力を感じ、行政の保健師を目指しました。住み慣れた静岡市に自分が学んだことを還元したいという思いで、静岡市役所を志望しました。
私が学生だった時は、実習や国家試験の対策などと並行して就職活動を進めていく必要があり、大変だったことを今でも覚えています。自分に合った息抜きの方法を見つけておくと、就活中はもちろん就職してからも気持ちのバランスを上手に保てるのでお勧めです。
みなさんと一緒に働けるのを楽しみにしています。