消防士
消防局 駿河消防署 用宗出張所
消防士長
木村 拓斗
平成25年度採用
配属先
平成25年度~平成27年度
島田市消防本部
(現 島田消防署)
平成28年度
島田消防署
平成29年度~平成31年度
日本平消防署
令和2年度~
現所属

水難救助のプロフェッショナルとして

現在私は、静岡市に2隊しかない水難救助隊に所属し、火災、救急はもちろん、水難事案という特殊環境の中で、要救助者を救出する活動にあたっています。
実際の水難救助現場では、1分1秒でも早く水中から要救助者を救出しなければなりません。緊迫した中での活動、要救助者の発見、救出など、要救助者の生命に係る状況の中で最善を尽くすことにやりがいや達成感を感じます。
水難救助隊に配属されてからは、消防救助のスペシャリストが出場する消防救助技術大会(水上の部)で、県大会を突破し、県代表として上位大会に出場することができました。上司の指導の下訓練を積み重ね、良い結果に繋がったことは大変嬉しく思いました。

市民に寄り添うということ

令和4年9月に静岡市に甚大な被害をもたらした台風15号の現場では、被害に遭った市民を目の当たりし、自分たちに今できることは何かを深く考える機会となりました。災害対応では、傷病者、要救助者を助けることはもちろん、被害に遭った方の生の声を直接聞くことも大変重要だと感じました。親身に寄り添いお話を伺う中でいただいた被災者からの「ありがとう」という声が自分たちの何よりの激励になりました。このような些細なことでも市民の安全安心の支えになるのだと強く感じました。

地域の消防士としてどうあるべきか

私たち静岡市消防局は、3市2町の消防業務を担い、消防の広域化のメリットを最大限に生かすことで、サービスの充実化、消防力の強化を図っています。また、規模の大きな組織になったことで、より自身の適性に合った専門業務を希望することができるようになりました。多種多様な災害に対応し、常に変化していく消防行政へのニーズに対応できる組織として、一丸となって業務に取り組むことができます。
消防という仕事は、自分のために行う仕事では決してありません。人のために過酷な現場と向き合い、厳しい訓練等に耐えなければいけない場面もあります。だからこそ、「人の役に立ちたい」、「人の命を救いたい」と心から思う人に向いている職業だと思います。また、個々の能力も必要ですが、チーム、集団で仕事をします。日ごろから周りに目を配り、協調性を持ち、コミュニケーション能力を養うこともとても大切だと感じます。

とある1日のスケジュール

8:30
大交替(勤務開始)
9:00
ミーティング
10:00
事務処理(予防査察、災害活動報告書等作成)
12:00
昼休み
13:00
災害対応訓練(火災対応、水難救助)
17:00
事務処理(訓練フィードバック等)
18:00
夕食
19:00
夜間ミーティング
19:30
事務処理、体力錬成
22:00
入浴、仮眠時間(内2時間深夜勤務を実施)
6:00
起床、掃除車両手入れの実施
7:15
朝食
8:30
大交替(勤務終了)

※掲載職員の所属・職位は令和5年3月現在のものです。

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