私は現在、子どもの食事に関する相談や健診結果を踏まえた食生活の改善に関する相談、食育や栄養バランスに関する教室などの業務を担当しています。
市民の方から食事のことで相談を受けアドバイスした際、「なるほど、それならできそうです」と前向きに捉えていただいたり、「私がやっていたことは間違っていなかったんですね」と安心した表情で答えていただけたりしたとき、市民の方の役に立てているという実感が得られ、嬉しく感じます。市民向け講座では、新型コロナウイルス感染症の影響で、調理実習や試食ができなくなってしまいましたが、試食しなくても楽しめるよう体験活動やクイズなどを取り入れて、調理以外にも魅力を感じてもらえるよう工夫して開催しています。
静岡市役所は組織も大きく、様々な職種の職員が働いているので、他部署の職員の活躍をたくさん見ることができます。東京事務所や民間企業へ派遣されている職員の報告や自主研修グループの夜間講座の企画など、仕事もプライベートも充実させている様子を見ると自分も頑張らなければと励みになります。
学生の頃は、実習で体験した学校給食に関する業務に魅力を感じていました。しかし入庁して様々な仕事を経験し、今は保健福祉センターの業務のように市民の方の反応を直接感じられる仕事にやりがいを感じています。こども園や保健所など、静岡市の行政栄養士が活躍する場面は多くありますし、どの部署にもそれぞれ違った仕事や魅力があるので、「これがやりたい」という最初の想いにとらわれすぎず、配属になった部署での仕事を楽しんでもらえたらと思います。