私が子どもの頃、市内各地の学校では耐震工事が行われており、市職員が市民の安全と安心を守るために働いている姿を見て、静岡市の技術職に憧れを抱きました。そして、静岡市を災害に強いまちにしたいと思い、静岡市役所を志望しました。
私は公共建築物の性能や機能を維持するための日常点検や計画的な修繕を行う施設保全を推進する業務を担当しています。市の所管施設の施設整備担当者から修繕方法や費用に関する相談を受け、業者選定に関する助言や、材料、修繕範囲等の提案を行い、コストを削減できたときや、無事修繕が完了したときにやりがいを感じます。
また静岡市は政令指定都市であるため、本来、国や県が行う事務の一部について権限を移譲されており、国や県と同等の行政事務や予算規模の事業に携ることができるのも魅力の一つです。
採用1年目のときに難しい仕事を任された際、指定期日までに間に合わないかもしれないと悩んでいました。しかし、OJT指導員に相談しサポートを受けることで無事完了することができました。このときの感謝の気持ちとチームワークの重要性が今でも印象に残っています。
現在の所属も、相談や困っていることに対して、同僚、先輩、上司が親身に話を聞き、アドバイスや問題解決の方向性を示してくれるため、風通しが良くとても働きやすい職場です。
私が仕事を進める上で重要だと思うのは、職員や市民の皆さんと積極的に対話し理解し合うことです。これまでの経験から特に、相手の言いたい事を理解する”聴く力”が大切だと感じています。就職後、きっと役に立つと思いますので、皆さんも日常生活を通して、”聴く力”を伸ばしてみてください。