私は現在、市営住宅の整備計画の作成や住生活基本計画の改定などを担当しています。現所属は4年目になりますが、これまで行ってきた市営住宅の現地調査の経験を基に、周囲と議論をしながら現地の実態に即した計画となるよう、改善に繋げられることにやりがいを感じています。
私の所属する住宅政策課には6つの係があり、市民をはじめ、事業者、国・県など、様々な立場の方と業務を行う賑やかな職場で、私の所属する係は、特に女性の技術職員が活躍しています。
私は県外の大学に進学しましたが、暮らしやすい地元に戻って就職したい、コンパクトながら賑やかなまちの維持に貢献したいという想いから静岡市役所を志望しました。
市職員の仕事の魅力は、まちづくりを行う側の目線から住んでいるまちのことを知ることができる、というのはもちろんですが、何よりも市民の皆さんの暮らしに直結する仕事なので、責任もありつつやりがいがあるというところにあると思います。最近では、令和4年9月に発生した台風15号により、市営住宅も被災しましたが、他の部署の職員の協力を得ながら、被災現場に赴き状況調査を行いました。一方で、他の部署が担当している応急修理の受付等の応援も行い、市役所一丸となって対応に当たっています。
公務員の建築職というと、公共施設の改修や新築工事等の設計・発注を行う「公共建築課」や、民間建築物の審査の受付や指導を行う「建築指導課」の仕事はイメージしやすいと思います。
このほかにも、市民が暮らし活動する地域をどのように整備するかを示す「都市計画マスタープラン」や、静岡市らしい良好な景観形成のための方針や取組を示す「静岡市景観計画」、市民の住まいづくりの方針を示す「静岡市住生活基本計画」等に従って、静岡市のまちづくりが進められており、これらにも建築職として関わっていくことになります。そして、このような計画の根本に「静岡市総合計画」がありますので、これを見てみると、就職後のイメージが付きやすいかもしれません。