私は主に、観光の振興に関する業務を担当しています。大河ドラマ“どうする家康”の放送に合わせ、「どうする家康 静岡 大河ドラマ館」が令和5年1月27日に開館しました。私は、周知を目的としたイベント出展や観光客の市内周遊を促すスタンプラリー運営などの業務を担っています。
大河ドラマ館の開館予定日が迫る中で多くの調整を必要とするため、業務の準備は大変でしたが、開館初日から多くの人が訪れ、私が考えた企画を楽しんでいる様子を見ることができて、日々大きな達成感を感じています。
令和2年度以降は新型コロナウイルス感染症が蔓延し、それまでと同じスタイルでの観光誘客は難しくなりました。観光業界が大きなダメージを受けている中で、市内の観光事業者のために何ができるのか、感染対策と観光誘客の両立はできるのか・・・と悩みに悩んだ期間でしたが、課内の複数の係でアイデアを出し合い、感染対策を講じた上で、積極的に誘客事業に取り組んできました。
観光の振興という業務の性質自体が前向きということもあり、課内はとても明るく毎日楽しく仕事ができています。また、係内では各事業のゴールに対する共通認識があり、職員同士で相談しながら進められるため、安心感のある職場です。
農業高校に通っていた当時、進路に関する調べものをする中で、全国的な課題として農業従事者が減少傾向にある、ということを知りました。そのため、静岡市役所に入庁し、農業関係の業務を行う部署で地元の農家の皆さんや新規就農を希望する方の支援に携わりたいと考えました。
“市”民の“役”に立つ“所”、それが市役所なのだと考えます。まだ農業関係の部署に配属されたことはありませんが、全ての仕事に意味があり誰かの役に立っている、という市職員として働くことの最大の魅力を感じながら、仕事に子育てと、忙しい毎日を楽しんでいます。