現在、私は4歳児クラスを担当しています。日頃から子どもと同じ目線になって遊びを楽しむこと、子どもが「自分でできた!」という経験を味わえるように工夫して援助・声かけを行うことを心がけており、今では子どもたちが自信をもって行動する姿が見られるようになりました。子ども達の成長を、子ども達自身や、保護者、職員と共有し、喜び合うことができる仕事で、子どもから「せんせいがだいすき」、保護者から「先生がいるから楽しみに通園しています」と言ってもらえ、とてもやりがいを感じています。
私は以前、私立保育園に勤務していました。私立と公立の違いは、職員の数と人事異動があることだと思います。年齢の近い身近な先輩から、様々な園で長年経験を積んだ先輩まで、たくさんの頼れる存在がいるので、多くのことを吸収して保育の引き出しを増やすことができます。また、実際の保育を見て学ぶ公開保育に参加したり、様々な研修に参加したりすることで、自身のスキルアップはもちろん、多くの保育教諭たちと交流し、悩みを共有することができるのも公立園の魅力のひとつです。
私は日頃から、人に寄り添うことを心がけています。子どもたちと同じ目線になることで、どんなことを感じ、何を楽しんでいるのかが分かり、声のかけ方や援助の方法をイメージできるようになりました。保護者や同じ職場で働く職員とは、積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係を築くようにしています。
学生時代に手遊びや隙間時間の遊びなどを習得しておいたところ、現場に出てすぐ子どもと打ち解け合えるきっかけになり、自信を持つことができたのを覚えています。保育教諭を目指す皆さんも、客観的に自己分析をして、こども園で働くイメージをしておくと、職員採用試験の面接の場でも、自身の強みや思いをしっかりと伝えることができると思います。