消防士
消防局 警防部 警防課
消防司令補
秋山 一秀
平成22年度採用
配属先
平成22年度~平成24年度
追手町消防署(現:葵消防署)
平成25年度~平成26年度
清水消防署
平成27年度~平成28年度
千代田消防署
平成29年度
湾岸消防署(現:港北消防署)
平成30年度~令和2年度
千代田消防署
令和3年度~
現所属

市民の安全安心を空から守る

私が所属している静岡市消防航空隊は、ヘリコプターの高速性と機動性を生かし、林野火災での空中消火や山岳遭難者の捜索救助、海や河川等における水難救助、遠距離救急搬送といった陸上部隊では対応が困難な事案に「空」から対応しています。
令和4年に発生した台風15号の接近に伴う記録的な大雨の影響で、管轄区域内において広範囲で甚大な被害が発生しました。このような状況下において、航空隊として機動性を発揮し、陸路が途絶えた災害現場からの人命救助や、孤立集落からの救急搬送を行った経験は、航空隊の重要性を再認識させるものでした。

航空隊のプロフェッショナリズム

航空隊の業務は、正確な技術と判断力が不可欠です。
山岳救助の事例を挙げると、山の天候は変わりやすく不安定であるため、限られた時間内に現場の状況を把握し、助けを求める人に対して、適切かつ迅速な救助救出プランを即座に判断・実行する必要があります。空中での作業は陸上での活動と比べて困難であり、高度な知識と技術が常に求められるため、日々訓練に励んでいます。
航空隊の任務を安全確実に遂行するためには、救助・救急活動を行う隊員、ヘリコプターを運航する操縦士と整備士、さらにそれらをまとめる航空隊長が一丸となって対応しなければ成り立ちません。このような共通認識もあり、職場の雰囲気はとても良く、些細なことも相談し合い解決できる職場環境です。

経験が光る瞬間

私は、消防隊、救急隊、救助隊で経験を積んだ後、航空隊に配属されました。航空隊は、空中消火や救助、救急搬送が主な業務となりますので、今まで培ってきた経験が全て生かされる業務です。特に、出動の半数を占める救急出動においては、救急隊で救急救命士として培った経験が役立っていると感じています。
静岡市消防局は、静岡県中部の3市2町(静岡市、島田市、牧之原市、吉田町、川根本町)を管轄し、約86万人の安全安心を担う消防組織です。静岡市は、南アルプスから駿河湾まで広がる広大な管轄区域を有しており、様々な災害に対応する必要があることから、静岡市消防局には、航空隊をはじめ、山岳救助隊、水難救助隊、特別高度救助隊といった専門部隊を有しています。
ここでしかできない業務があることが静岡市消防局で働く魅力のひとつです。ぜひ挑戦してみてください。

とある1日のスケジュール

8:30
勤務開始 機体・資機材点検、始業ミーティング・ウェザーチェック
9:00
駐機・実機訓練
12:00
昼休み
13:00
事務処理・駐機訓練
17:00
終業ミーティング
17:15
勤務終了

※掲載職員の所属・職位は令和6年2月現在のものです。

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