生涯学習推進課では、地域デザインカレッジ(自治会・町内会編)という講座の企画や運営を担当しています。市内の自治会・町内会では、「役員の担い手が不足していること」や「活動の参加者が減少していること」などが大きな課題となっていることから、自治会・町内会で活動している方を対象に、地域で抱える課題について解決策を考え、実践していただく講座を開催しています。
講座の運営を進める中で、受講生の学びをサポートできることにやりがいを感じています。例えば、防災をテーマに取り組んでいる方には区役所の地域総務課との橋渡しを、先進的な自治会の話を聞いてみたいという方には市民自治推進課を紹介し、直接担当職員から情報を得ることで学びを深めていただきました。似たような地域特性を持つ受講生同士が話し合える場をセッティングした時はとても好評でした。
地域デザインカレッジの担当者として、前年度の受講生の取組発表とワークショップの2本立てで構成される「公開報告会・情報交換会」という新しい企画に挑戦しました。異動した直後に過去の例がない事業を担当するのは大変でしたが、講師との連絡調整、当日の段取りや必要物品のリストアップなど、同じ係の職員と協力しながら入念に準備を進めました。当日はミスなくスムーズに運営することができ、大きな達成感がありました。日頃から講座運営の段取りを係で共有し、当日は係員全員で運営することが多く、チームで動くことの多い職場です。
採用時の配属先である清水市税事務所では、土地の固定資産税を担当していました。土地の利用状況によって税額の計算方法が異なるため、市民へ正確に説明ができるよう、参考資料を読むだけではなく、自分の言葉でノートにまとめることで知識を定着させるように心掛けていました。このことは、どの業務に取り組む際も、常に意識するようにしています。
市役所の仕事は、人と接する機会が多いので、学生時代からサークル、アルバイト、ボランティア活動などで多くの人と関わり、「どのように説明したら相手に伝わるか」を考えながら話す力を身に付けておくと、採用後にとても役立つと思います。