障害者支援課では、障がいのある方々が安心して生活できるようにするための各種制度の申請受付や相談対応を行っています。私は主に、精神障害がある方の保健福祉に係る申請受付に関することや、障害福祉サービスの相談、調査、支給決定に関する業務を担当しています。職場には保健師のほか、事務職や精神職の職員がおり、外部の関係機関と連携しながら業務を行うことも多いです。相談の対応方法に悩むこともありますが、職場は相談しやすく温かい雰囲気のため、周りの職員に相談しながら、楽しく仕事をすることができています。
私たちが相手に必要だと思う支援を提案しても、相手は必要性を感じておらず、なかなか提案を受け入れてもらえないこともあります。例えば、病院への受診が必要と判断をして提案しても、相手から断られてしまうことがあります。相手がなぜ受診したくないと思うのかなど、相手の思いを十分に聴いた上で、受診の必要性を理解してもらうにはどのように伝えたら良いか考えるようにしています。こちらの伝え方によって相手の受け入れ方が変わることもあるため、伝え方は重要だと感じています。
支援する立場として、相手に「こうなってほしい」という思いを抱いてしまうことがありますが、まずは本人の声をしっかりと聴き、相手の意思を尊重した寄り添った支援をするよう心掛けています。
相手に寄り添った支援を提供するためにも、必要な支援を“一緒に考える”ということが大切だと学びました。保健師の業務は幅広い知識が必要になるため、自分の知識や経験を増やすことはもちろん大切ですが、自分ひとりでは対応が難しいことも多いです。そのため、ひとりで抱え込まずに係内の職員や関係機関とも相談しながら、業務を行うようにしています。
私も学生時代は実習や国家試験の勉強と並行して就職活動を行い、大変だったことを覚えています。就職してからも日々学ぶことが多いですが、保健師として成長することができ、やりがいを感じています。皆さんと一緒に働ける日が楽しみです!
※掲載職員の所属・職位は令和7年2月現在のものです。