水道技術
上下水道局 水道部 水道建設・維持課
技師
令和5年度採用
配属先
令和5年度~
現所属

日々の業務を通してスキルを磨く

水道建設・維持課では、老朽化した水道管を新しく地震に強い耐震管にするための水道工事の設計・監督業務などを行っており、私は主に葵区内の水道工事を担当しています。
水道事業は専門的な知識やスキルが求められる分野であり、経験がとても大切になってきます。水道管には水流を調整する仕切弁というバルブがいくつも付いており、仕切弁のタイプや設置位置によって操作手順も異なります。仕切弁の調整技術は経験を重ねていくことで培われます。何度も自分で操作することで技術を磨き、また実際に経験することで、設計業務への理解度がさらに高まります。
まだ分からないことはたくさんありますが、経験豊富な先輩や事業者などとコミュニケーションをとりながら様々なことを学んでいます。

普段見えないものだからこそ現場主義

水道管は道路の下に埋まっていることがほとんどなので、工事の時以外では実物を見ることはできません。また、工事期間中は、事業者との書類やメールのやり取りなど机上で作業しなければならない事務処理もたくさんあります。それでも、設備がどのように設置されているのか、設計を変更した部分や工事の進捗状況を確認するためにも、積極的に現場へ足を運ぶことを意識しています。現場に立つと、この先何十年も人々の生活を支えていく水道事業に携わっているのだという実感が湧いてきます。
静岡市には水道に関する様々な業務や部署があります。私たちの業務は、市民の皆さんの生活を支える仕事であり、日々やりがいをもって業務に取り組んでいます。

復興に貢献できる仕事

私は、令和6年1月1日に発生した能登半島地震の復旧応援として、4月に石川県珠洲市で漏水調査、漏水修繕を行いました。被災地での作業は計画どおりに行うことが難しく、限られた人員、資材でより早く復旧を進めなければなりません。10日間という短い期間でしたが、全国の自治体から集まった職員から学ぶことも多く、被災された方々からもお礼の言葉をいただいたことで、やりがいをもって復旧活動に専念することができました。
通常の業務ではありませんが、被災地の復興に貢献できることも、水道に関わる仕事の魅力の一つだと思います。

とある1日のスケジュール

8:30
勤務開始、メールチェック
9:00
現場立会い
11:00
帰庁、工事の設計
12:00
昼休み
13:00
工事の設計
15:00
工事業者、関係課との打合せ
16:00
電話対応、申請書等の事務処理
17:15
勤務終了

※掲載職員の所属・職位は令和7年2月現在のものです。

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