私が所属している建設政策課土木防災係では、地すべり対策や砂防に関する事業の調整のほか、急傾斜地の崩落・土砂災害が発生するおそれがある箇所の調査や危険区域の指定に関する業務、建設局での災害配備や防災訓練、災害復旧の調整などを行っています。発災時には職場全体が一丸となって対応します。
普段から「チームワーク」を大切にしており、緊急時でもスムーズに連携できるのが私たちの強みです。先輩職員や上司も、経験豊富な方が多く、困ったときにはすぐに相談できる風通しのよい職場です。
これまでの業務で特に大変だったのは、災害時の復旧対応です。突発的な災害においては、被害状況の把握から復旧計画の作成、実行までのスピードが求められます。特に、私が参加した被災箇所の調査では危険な現場での作業が必要となり、二次災害を防ぐためにも、より慎重で正確な判断と迅速な対応が求められました。また、地域の方々への説明を行う際には、安心してもらえるよう分かりやすい言葉で丁寧に伝えることを意識しています。災害復旧の業務は、作業が長時間に渡ることや対応している最中にも状況が変化し新たな課題に直面するなど、苦労することもありましたが、そのたびに職場の仲間と知恵を出し合い乗り越えました。
これまでの経験を通じて、土木職としての使命感と責任の重さを学びました。特に、道路や橋梁の維持管理では、市民の皆さんの安全を守るための細心の注意と適切な判断が求められますし、災害復旧の現場では、迅速な対応が市民生活を守る重要な要素であることを痛感しました。
日々の業務では、コミュニケーションを大切にし、関係者と協力しながら問題解決に取り組む姿勢を心掛けています。「暮らしを支える基盤をつくる」というやりがいを胸に、これからも技術力と地域貢献への意識を高めていきたいと考えています。
土木職の仕事は、静岡市の未来を形作る重要な役割を担っています。一つ一つの経験が自分自身の成長につながるやりがいのある仕事です。
※掲載職員の所属・職位は令和7年2月現在のものです。