私は、校内の教職員の服務・給与・福利厚生、経理事務全般、施設の管理修繕や物品の管理、近隣の小中学校の職員の給与に関する事務や学校預かり金の点検など幅広い業務を担当しています。
小中学校事務の正規職員は、基本的には1校につき1人の配置です。採用当初は1人で業務を行うことになるのではないかととても不安でしたが、校内のことについては校長先生や教頭先生を中心に教職員の皆さんがサポートしてくれました。また、近隣校の先輩職員に業務を教えていただく機会も多く、先輩が学校に足を運んでくれて、実際に書類を見ながら事務処理を教えてもらうことなどもありました。初任者研修制度も充実しているため、1年かけて着実に知識を身に付けることができ、年間の学校事務の流れを把握することができました。
静岡市では、近隣地区の小中学校で組織される共同学校事務室が市内に6か所設置されています。定期的に地区の小中学校事務職員同士が集まり、事務の共同処理や情報交換などを行っています。普段は校内で一人職として業務を進める中で先輩事務職員の知識を享受できる貴重な機会です。その中で、静岡市には就学援助制度などこどものためのたくさんの制度があることを知りました。こどもたちがのびのび学べるよう日頃から知識の習得、保護者への丁寧な対応や情報収集をするように心掛けています。
本校は事務室が職員室と離れているので、教職員とのコミュニケーションが円滑にとれるよう、事務室で一緒に働く会計年度任用職員と明るく親しみやすい事務室運営を心掛けています。
小中学校事務職員は、校内の教職員はもちろんのこと保護者や地域の方、業者、近隣の小中学校事務職員など、多様な方々に関わることが多いのも特徴の一つです。また、接する方々の年齢層もこどもから大人までと幅広いので、学校やアルバイト先などで積極的にコミュニケーションをとっておくと良いと思います。多くのことを経験し、自分の知識やスキルを増やしておくことで、将来その経験が生かされることがあるかもしれません。ぜひ一緒に学校事務の仕事をしましょう。
※勤務開始(終了)時刻は学校により異なります
※掲載職員の所属・職位は令和7年2月現在のものです。