私が所属する産業振興課プラモデル振興係の主な業務は、静岡市が世界に誇る「プラモデル産業」の振興を通じた「ホビーのまち静岡」としてのブランディングや地方創生プロジェクト「静岡市プラモデル化計画」の推進です。その中でも私は広報・プロモーション業務を担当しており、組立前の「プラモデル」をモチーフにした新たなまちのシンボル「プラモニュメント」の設置推進や、プラモデルの魅力を知ってもらうための工作体験会の企画などを行っています。
知識やノウハウの蓄積がまだ少ない中で新規事業をゼロから立ち上げるなど、新設されて3年目の若い部署ならではの苦労もありますが、職位を問わず意見が言えるとても風通しのよい職場です。
現在の担当業務では、誰もが知っているような有名企業と共に大きなイベントを開催したり、関わった事業がテレビや新聞で頻繁に取り上げられたりと、若手でも大きな仕事に挑戦させてもらい、とてもやりがいを感じています。特に「プラモニュメント」は、設置企業の募集からデザイン監修、グッズ化まで幅広く担当しているので、SNSなどで目にするたび、自身の仕事がシティプロモーションの一助となったと達成感を感じます。
私達の仕事は、メーカーをはじめ、民間企業・団体の皆さんの協力があって成り立っています。業務がスケジュールどおり進められないことや、どうすれば皆さんが納得し気持ちよく協力してくれるかなど、頭を悩ませることも多いです。だからこそ所属や立場の異なる方々と志を一つに何かに取り組み、目標を達成できた時の感動もひとしおです。
仕事を進める上で心に留めているのは「知らない人にどう説明するか」という視点です。
生活支援課に配属されていた当時は、ケースワーカーとしてどうしたら被保護者に生活保護制度を分かりやすく説明できるか、とても苦慮しました。法律がつくられた背景や制度の目的から説明を始めるなど、一般的な感覚と制度の違いを分かりやすく説明する方法を研究し、3年間で説明力がかなり向上したと思います。
現在の所属でも、広報資料を作成する際には「プラモデル」や「静岡市」について全く知らない人にも伝わる表現や内容になっているかを意識した資料づくりを心掛けています。
事務職の配属先は幅広いため、採用前にやりたいことが決まっていなくても大丈夫です。一緒に地域に密着した仕事をしてみませんか。
※掲載職員の所属・職位は令和7年2月現在のものです。