株式会社静岡銀行 地方創生部 地方創生グループ
主任主事
鶴田 佳代
配属先
平成26年度~平成27年度
駿河福祉事務所保育児童課(現:駿河福祉事務所子育て支援課)
平成28年度
スポーツ振興課
平成29年度~平成31年度
スポーツ交流課
令和2年度~令和3年度
納税課
令和4年度~
現所属

Q.民間企業(静岡銀行)への派遣の経緯と、決まったときの感想を教えてください。

これまで携わってきた事業を通して、もっと視野を広げたいという気持ちから、民間企業への派遣を希望しました。決まったときは、学ぶぞ、勉強するぞ、という気持ちでいっぱいでした。もちろん不安もいっぱいでした。笑

Q.派遣先での主な業務内容について教えてください。

地方創生グループでは、社会課題のひとつである人口減少対策に関する企画の提案を行っています。現在在籍している観光・移住チームでは、人口減少を解決する手段として、観光、移住・定住、ワーケーション、空き家課題解決、就職支援などの関係人口の創出を図るための企画立案を行い、自治体に提案しています。

これまでの中で印象深いことは、派遣1年目にまちづくりチームに配属されて、自治体からの案件獲得を目指して営業を始めた時のことです。まちづくりチームでは自治体に関わるほぼ全ての事業が営業対象で、範囲がとても広かったですし、自治体にどうアプローチすればいいか分からず途方に暮れました。模索する中で、まずは自治体が公表する予算資料や策定された計画などに目を通し、この事業は銀行として何か提案できそうだと考えたものについて、チームの先輩に相談することにしました。先輩からいただいたアドバイスを受け、さらに自分なりに企画を改善し、自治体を訪問するという流れで仕事を進めていきました。案件を獲得できた時はとてもうれしかったですし、反対にダメだったときは肩を落としましたが、チームのみなさんに支えられて、気持ちを切り替えることができました。

Q.派遣研修を通じて学んだことについて教えてください。

派遣先で学び、今後業務に生かしていきたいことは、先を予測して必要な情報を仕入れておくことです。民間企業の動きは想像以上に早く、社会課題へのソリューション(解決手法)が次から次へと提案されます。そのような中で、今後民間企業等からソリューションを提案された時に、知らないから対応できないではなく、地域の課題や現状に照らし合わせながら、このソリューションを活用すればどこに行くのか、1年後・3年後の社会がどうなっているのかを予測しながら、必要な対策を取れるようになりたいと思います。

Q.今後のビジョンについて教えてください。

今回の派遣研修を通し、多くの方とのご縁ができました。その一つとして、仕事で知り合った方から、「100人会議」という地域コミュニティの運営に誘っていただきました。この会議は、令和6年3月から開催予定で、街で働く100人を起点に人と人をつなぎ、都市のあり方や価値の再発見を目的とするコミュニティです。その運営スタッフとして、今はテーマ決めなど楽しく企画を進めているところです。こうしたご縁が仕事にもつながって、地域のために還元できるような取組をしていければと考えています。また、出向している中で、情報収集力や説明力等自分自身のアップデートが必要だと強く認識しましたので、そこも含めて日々、成長していきたいと思います。

Q.本市職員を目指す人へのメッセージをお願いします。

今回、民間企業に派遣されたことで、私が想像していたよりも民間企業は自治体の動向を注視し、自治体が公表する計画などの資料に目を通していることを知りました。そのうえで、企業は提案する自治体を選んでいます。地域を豊かにしていくためには、多くのステークホルダー(利害関係者)との連携が欠かせないと思います。多くの方に静岡市の良いところを知ってもらうために、ぜひ静岡を一緒に盛り上げていきましょう!

※掲載職員の所属・職位は令和6年2月現在のものです。

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