島田市 産業経済部 内陸フロンティア推進課 (静岡市から派遣)
主任主事
Aさん(写真左)
配属先
平成31年度~令和4年度
子ども未来課
令和5年度~
現所属
葵区役所 地域総務課 (島田市から派遣)
主任主事
Bさん(写真右)

Q.人事交流が決まったときの感想を教えてください。

(Aさん)島田市への派遣の打診があった時はとても驚きました。自身にとって初めての人事異動であったことや慣れ親しんだ仕事を離れることから、不安の気持ちはかなりありましたが、心のどこかで新たなチャレンジを楽しみにしている自分もいました。

(Bさん)私は民間企業での経験を経て、中途採用により平成29年度に島田市役所に採用されました。私も人事交流の打診があった時は驚きました。政令指定都市であり、業務の範囲が広く組織も大きい静岡市役所では日々どのように仕事が行われているか興味があったので、実際に経験できることは楽しみでした。

Q.派遣先での主な業務内容について教えてください。

(Aさん)内陸フロンティア推進課では、都市の活力を増進させるため、新東名島田金谷ICの周辺への企業誘致に取り組んでいます。私は、その中で企業の誘致に必要となる工業用地及び道路用地の取得に関する業務を担当しています。事業区域に土地を所有している人と直接交渉し、土地の提供をお願いする仕事です。用地交渉には困難を伴いますが、先輩職員や上司とともに粘り強く市の事業目的などを説明することで、最終的に土地所有者のご理解を得られ、契約を締結することができた時には、大きな達成感がありました。
事業用地の確保に係る業務は難しい裏方的な業務ではありますが、事業推進には欠かすことができない大変重要な業務です。『まちづくり』という大きな事業の中で、工事担当者などと密に連携し、目的達成のために尽力することはとても大きなやりがいにつながっています。

(Bさん)葵区役所地域総務課では、区の地域振興や防災に関すること、各種補助金の交付事務や、住居表示の設定など、幅広い業務を所管していますが、私は主に、情報公開に関する受付事務を担当しながら、適宜、係内の他の業務の補助を行っています。
情報公開請求の件数の多さはもちろん、その内容も多種多様です。中には難しい案件もありますが、いつも係内の職員や、制度を所管する総務課の職員が相談に乗ってくださるので、チームで仕事をしている感覚があり、やりがいを感じています。
また、様々な来庁者や庁内の部署の職員の皆さんと関わることができることも、この業務の魅力であると感じています。

Q.それぞれの市で働いてみて印象的だったことを教えてください。

(Aさん)課内をはじめ、島田市役所で働く皆さんは、とてもアットホームで温かいです。派遣で来ている私にも、とても親切にしてくれます。昼休みには、市役所裏(SL公園)で行われているサッカーにも時折混ぜていただいたり、サッカー部の試合にも出場させてもらったりしました。
仕事では、課内外を問わず積極的に連携しあう姿や、上司への報告スピードの速さがとても印象的でした。
また、島田市では、若手職員を中心にactiveactivity(アクティブアクティビティ)という制度を活用し、執務時間中に自主的に市長・副市長との対話や勉強会を実施しています。若手職員の仕事へのモチベーションはとても高く、印象的かつ刺激的でした。
さらに、昼休みには、「エフエムしまだ」が庁舎内に流れます。島田を愛する気持ちがとても感じられました。毎日、ここには書ききれないほどたくさんの刺激を肌で感じています。

(Bさん)当初、係内の各業務について、質の高いマニュアルが整備されていることに驚きました。これは、政令指定都市ということで、区役所という窓口対応に特化した機能が備わっていることが要因の一つだと思いました。これまで葵区役所で培われた市民サービスのノウハウが、しっかりと受け継がれていることがマニュアルを見ていると分かります。
また、静岡市の職員はパワフルな方が多いと感じています。業務に関して、自身の考えを明確に持っていて、大きな組織の中にあって、それをしっかりと意思表示できる力や判断力は是非見習いたいと思いました。葵区役所地域総務課もいつも活気があって、職員の皆さんも楽しい方ばかりです。定期的に開催される親睦会や、コロナ禍以降、久々に開催されたボーリング大会は大盛り上がりで、楽しい思い出となりました。
一方で、決裁や会計処理、文書管理など、日々の業務の流れについては、やはり同じ法令に基づいて業務を行っているだけあって、島田市と類似点が多いと感じました。

Q.人事交流から得られた経験について教えてください。

(Aさん)島田市での仕事を通じて、多くの方と知り合うことができました。困ったときには先輩職員や上司が共に考え支えてくれましたし、関連する担当者などとも連携することで、静岡市とはまた違った様々な考えに触れ、視野を広げることができました。島田市の職員の皆さんと『まちづくり』という大きな目標に向かって一緒に働けたこと、そこで得られた知識や経験、そして今後の職業人生において積極的に意見交換できる仲間を他市に持てたことは、私にとってかけがいのない財産です。
仕事への姿勢についても、得られたものが多くありました。自分と同じ世代の若手職員が積極的に発言し周囲を巻き込んで仕事を進めている姿はとても刺激的でした。
今回の人事交流で得られた知識や経験、多くの人との繋がりを、これからの仕事はもちろん、今後、島田市をはじめ、近隣市町と協力して業務を行う際にも、役立てていきたいと思います。

(Bさん)自治体の仕事は、自分のまちの中だけで完結してしまうことが多く、民間企業の時に比べ視野が狭くなってしまいがちだと感じていたので、今回の人事交流により、職員として新たな視点を得ることができたことは、とても良い経験となりました。静岡市と島田市の違いだけではなく、類似点を知ることも、視野を広げるためには必要であることを学びました。
また、今後、広域連携による行政サービスの推進が加速すると予測される中では、普段から近隣市町の動向やニュースには敏感でありたいと思うようになりました。
そして、以前よりもっと静岡市のことが好きになりました。この一年間、市内の様々な場所に行きましたが、まだまだ訪れてみたい場所やイベントがたくさんあります。そして何よりも、静岡市で、自分たちのまちのことを想い、共に公務員として働く仲間が増えたことは、今後の財産になると感じています。

Q.本市職員を目指す人へのメッセージをお願いします。

(Aさん)皆さんの抱く市役所の業務のイメージはどのようなものでしょうか。市役所の業務は、税務、環境、防災、子育て、観光、経済、建設…などなど、ここに書ききれないほどで、本当に多岐にわたります。その中で、もしかしたら、皆さんのイメージとは異なる業務があるかもしれません。それでも、私たちの業務はどのような形であれ、どこかで必ず静岡市に住んでいる方や静岡市に足を運ばれる方の役に立つものです。それが市役所の仕事です。これ以上やりがいのある仕事はない、私は心からそう思っています。
私は採用されて5年目です。まだまだこれからも日々、色々なことを吸収したい!と思っています。静岡市は、人事交流などの派遣研修のほか、集合研修、OJT研修、自己啓発支援など学ぶ機会が充実しています。また、政令指定都市ならではの幅広い業務の領域の中で多くの経験を積むことができます。是非、この静岡市役所で一緒に働きましょう!皆さんと一緒に働けることを心から楽しみにしています。

※掲載職員の所属・職位は令和6年2月現在のものです。

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